漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

漢方家ファインエンドー薬局(千葉県)
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身近な生薬スベリヒユ・かゆみ湿疹に用いる「馬歯莧(ばしけん)」

2021-08-11 | 肌トラブル・アトピー・美容

昔、生薬園を中国人の中医師先生と散策していた時、蚊に刺されたのですが、するとそばに生えていたスベリヒユを指さして「馬歯莧(ばしけん)の葉っぱをすりこんでおきなさい」と言ってくださったのを印象深く覚えています

漢方の国の人は、身の回りの草木が生活に密着しているのを感じます。

このスベリヒユ、生薬園でなくとも畑や空き地にすぐ生えてくる雑草でもあるのです

生で食べたり、乾燥したもの(ひょう)を水でもどして食べることもできます。

ひょうはもどす手間がかかりますが美味しいですよ。

生薬名を馬歯莧(ばしけん)。かゆみやジュクジュクする湿疹、そして百日咳や腸炎にも使われます。

今お気に入りの爽肌精オリエンタルハーブボディソープ。

この中にも配合されていて、汗をかくこの時期はこれで洗うと肌が落ち着きます。

生薬っぽい香りもお気に入り。

馬歯莧(ばしけん)が粉末になったものもあります。内服したり、水に溶かして炎症患部にシップしたりします。

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