あらゆる緑を覆いつくすほど強い生命力がある葛。花は秋の七草のひとつ。
この根の周皮を取り除いたものが生薬の葛根(かっこん)
そして葛粉(くずこ)はこれを精製して粉にしたもの
子供のころ風邪をひくと祖母が温かい葛湯をつくって飲ませてくれ、飲むと、ほーっと体が和らいだ記憶があります。
風邪をひいたらすぐ熱さましだ咳止めだと症状を押さえつける薬ばかりでなく、食養生も忘れてほしくないですね。
葛根は辛涼解表薬、つまり辛味で体表を開いて熱を去る
(性味)甘、辛、涼 (帰経)脾、胃 解肌退熱、透発斑疹、生津止渇、昇陽止瀉
汗がまだ出ず頭痛や首背中などがこわばっているときに飲むと体がほぐれ、のどの渇きを癒し、炎症性の下痢などに役立つ。
ちなみに秋の七草は見て楽しむのだが、葛花も一応生薬。
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