漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

漢方家ファインエンドー薬局(千葉県)
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天然コケッコー(映画)同じ空気に浸ってしまう

2007-07-30 | 映画
まずこのポスターに釘付け。
公式ページで大きい写真をみてね。

この子らの笑顔は、どうだ!
なんと屈託のないいい顔をしてるんだろう。
こんな空気はすごくなつかしいというか、めずらしいというか、
一目ぼれみたいな妙な動揺を感じてしまいました。

そうしたら、映画の中もこのポスターそのままでしたね。
はじめは、いったいどんな展開が待ち受けているんだろうと、
ちょっとはすに構えていたりするんだけれど、
気がついたら、
なんの違和感もなく、
彼らの学校や家族や隣人たちの中にどっぷり浸りこんでいて、
その心地よさから抜け出られなくなっている

ストーリーはといえば、
特別な事件が起こるわけでもないので説明するのが難しいくらいだけど、
毎日がとにかく、ゆたかで、忙しくて・・・
幼い頃、1日がとてつもなく長く思えたのは、こんなことだったのかな~、
と気づかされたような・・・

修学旅行先の東京で、女学生(そよちゃん)、
雑音の多さに倒れそうになりながらも
その中に山や海と同じ音を見つけて、
都会を嫌いだと拒絶するに終わらず
「きっと(東京と)仲良くなれるときがくる」と思う心の余裕。
すばらしいと思った。

ハンズで「肌が白くなる石鹸」を友達のお土産に買おうとした場面、
それを買って渡したら逆に相手を傷つけることになる
という気づきに、ちょっとしたことだけど、
すごくうれしくて、笑った。

中学の女学生3人の微妙な関係のバランス。
幼い二人の女の子の頼りなさと
水のようにきらきら光ってるような純な心。
そして東京から転校してきた中学男子。
観賞後にこの男子のとった言動を思い出すと、
ひとつひとつが
なんというか、
でれ~ってした気持ちになるんだよね。
彼はある意味、女性にとって理想の男性形だろうね。
少なくとも私と原作者くらもちふさこさんの。


満点★★★★★:こんな映画をもっと作ってほしい


監督 : 山下敦弘
原作 : くらもちふさこ
出演 : 夏帆 、 岡田将生 、 夏川結衣 、 佐藤浩市 、 柳英里沙

天然コケッコー - goo 映画



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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (チェリー)
2007-07-31 11:21:01
原作が好きで読んでいたのである程度ストーリーを知ってます。
まだ暇がなくていけてないです。
今週末に見に行って見ます。
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チェリーさん、いらっしゃいませ (やく)
2007-07-31 17:43:29
うわっ、原作お読みなんですね。
この映画を観てくらもちふさこさんという人、すごい感性の持ち主だと思いました。
もしも映画を観られる機会があったら、原作との比較など感想をお聞かせくださるとうれしいな。
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暑中お見舞い申し上げます。 (kan)
2007-08-01 18:07:19
大変ご無沙汰してしまいました。

映画はほんとうにいいですね。
パイレーツがおもしろくて、DVD1、2、3借りて観たけど、やっぱり映画館で観るべきですね。

今月も観に行く予定です。
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暑中お見舞い! (やく)
2007-08-03 14:20:35
Kanさん、有難うございます。
梅雨明けして、さすがに暑いです。
映画館で涼むのもひとつの手だと思いますよ。
どうぞご自愛ください。
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TBありがとうございます (hoddy)
2007-08-09 21:32:14
やくさん、こんにちは。
良い映画でしたね。ボクも満点つけたいと思います。

東京から転校してきた中学男子・・・
男のボクとしては複雑な気分で眺めていましたよ(笑)。
舞台はボクの故郷ですが、田舎なもので、男子がいたら、どうなっていたか
なんて、そんなことも感じました。
コチラからもTBさせていただきます。よろしくお願いします。
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いい故郷ですね (hoddyさん、いらっしゃいませ)
2007-08-10 13:21:12
この映画、宣伝が少なくて観てる人が少ないかなと思います。
もったいないですよね。

あの転校生、男性から観ると「複雑な気分」なんでしょうか。(笑)
女性の憧れってあんなもんです。他愛ないものですからどうぞ笑って過ごしてください。
また、よろしく。

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