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自分の病気の話し

コロナ前年、小学校のクラス会があり、そこで自分の病気の話しをしていると、

「またその話ししてるの?」と。

いやいや、あんたは知ってるかもしれないけど、今話してるのは今日初めて話す人だから。



なんてことはそれまでもずっと何回もあって、

だからと言って、積極的に、自分から話しているわけではなく、聞かれたから

真摯に、丁寧に話しをしているだけで、そもそも、敢えて隠すことでもなく、隠すつもりも全然なく、

事実を事実のまま、聞かれたことはきちんと話そう、と、そう思っているだけ。



病気の話って、人によっては語りたくない人の方が多いのかもしれない。

癌を隠しておきたい人が多いっていうのもよく聞く話し。



気持ちは、本当によくわかる。

移植と癌と、両方経験してみて、その話しをすること、その機会、多くなって、でも、必ずしも全て伝えられることばかりではない。


特に前立腺癌、この歳だからなんでも言えるけど、もう少し若かったら...

微妙な問題多いし。前立腺がんは。



このブログ、どのブログもそうかもしれないけど、基本匿名。

だから伝えられることが有る、ってのも本当。


(別に、自分の実体を知ってる人に見てもらっても全然かまわないんだけど。)



そもそも、ブログを始めたのは、いつも言うことだけど、情報交換と情報発信。

それがブログでなくても、例えば前立腺がんだと、PSA検査の重要性を直接伝えたのは一人二人ではない。



病気の話をするって、

別に病気自慢をするわけでなく、ただ、事実を事実として伝えるって、ただそれだけ。


PSA検査にしたって、それを聞いてどう受け取るかはその人次第。

でも、それによって一人でも早期発見に繋がったら、とは思っている。





多分、何も知らない人に、なんの脈絡もなく、「実は自分、病気でさ」

なんてことを話す人って、いないのでは。



「またその話ししてるの?」

って言われたって、こっちだって凄く考えて話してるんですけど、って。





場の空気を悪くするつもりなんてこれっぽっちもないんです、

そりゃ、明るい話題だけしゃべりたいんです、

大して聞きたくないのに、って感じ、わかるんです、

あなたの話も聞いてあげたいんです、

また病気の話し?って感じ、感じるんです、



でも、

聞いてもらって救われる気持ちがあること、

これもまた事実なんです。

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