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それはそれ、これはこれ。

来月になると、のど自慢出場可否のハガキが届く。

自分としては、そりゃ呼ばれたら行く気満々なんだけど、このご時世、通常開催されるのだろうか、

という問題がある。


まだ、4月だから、状況も変わるだろうし開催されるにしろ、じゃあカラオケボックス、大丈夫なの?



身体に黄色信号が灯り、妻には、そんなこと考えてないで、キッチンリフォームの方、

ちゃんとケリつけてね、と言われるも、それはそれ、これはこれ。



もうこの歳だから、やること選んでなんかいられない。

やることは全部やる。

優先順位なんて付けられない。
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修羅場を乗り越えてきたんだから。

仕事に追われる毎日。

ではあるけれど、がん宣告を待つ身であることも事実。

みんな、どうなんだろう。

検査して、検査結果を聞くまでの過ごし方。


待つ身、って言えば、そもそも毎回の定期検診が一喜一憂するわけで、ヘブスブリンが使えなくなってからは、それこそ抗体値を、待つ身。


あまり前立腺のことを気にし過ぎて、肝心の肝臓の方がおろそかに(自分の頭の中で)なってしまっても困る。



移植後、これまでも妻にはいつも、

「仮に余命宣告されてもさぁ、たぶん平気でいられる。そもそも十数年前に無くなっていた命だからね。」

って、平気な振りして言っていた。

で今、限りなくブラックに近いグレー、ではあるけれど...


どうなんだろう。

自分では通常のつもり。

つもり、ではあるけど、仕事を離れ、ふとした時、やはり気分は落ちる。

考えてもみれば、普通でいられるわけもない。

そしてそれが真実なんだろうな、と自分を納得させる。



先日、保険の資料整理をしていた妻に、移植当時の資料を見せてもらった。

束になった病院の駐車場の領収書、高額医療の請求書の数々、移植直後の月額医療費は軽く一千万円を超える。

家のローンと、子供たちの教育費と。

全て妻が見聞きし、行動してきたものだ。

今考えても、まさに、

修羅場。



今度は、どんな結果が出てもあんなことは無い。

有るとしたら...

キッチンリフォームが中途半端。

4月ののど自慢に出られない...


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女性の婦人科検診、男性のPSA検査



病院の窓から見る外は、いつも寂しいんです。




女性の乳がん検診、子宮がん検診の大事さが世間に広く言われるようになる一方、

じゃぁ男性はというと、今回、外科の血液検査でPSA値に目がいくまで、正直PSA値の意味さえ知らなかった。


自分の甘さ、というか、

免疫抑制し、がん罹患率が高まり、しかも父親が前立腺がんを過去に患っていて、それが遺伝性が高いものであることを知っていながら、だ。


色々と読む中で、他の腫瘍マーカーよりもこのPSA値の信頼性が高いことを知った。



初めて基準値を上回った2017年に、今のように突っ込んで調べていたらもっと何かが違っていたのか。

まだ結論が出ているわけではないけれど、そんなことを考える毎日。



こんなことになってから、周りのオジさん達に、遅ればせながらPSA値の検査の重要性を言って周っている。

検査項目に一つ加えてくれるだけでいい。





今は限りなくブラックに近いグレー。

しかも場所が前立腺。

希望は全然ある。



希望と言えば、妻。

二人で聞いた医師の説明。

がん前提での話し。

妻に医師、

「大丈夫ですか?」

に、妻、

「あぁ。これまでももっと大変な厳しい話、何度も聞いてますから。」

ときっぱり。



座布団、差し上げたくなった。
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寝たきりの過ごし方

昨日、帰宅して、さすがにふらふらした。

1階で同居する両親に報告、ちょうど20年前、前立腺がんで全摘出している

父に、忘れていた当時の状況を聞き再確認。



あとはやはり仕事のメールチェック。

とはいっても、そう楽に仕事ができるわけでもない。

体重も1kgほど減り、体力も落ち、たった3日でこれなら、今後がすごく大変なことを実感。


入院中の過ごし方を含め、改めて勉強になった3日間。



尿は、血の混じりが今日で1割程度になった。

思ったより早く普通に戻りそう。


便は、血の混じりはそうでもないけど、出す時の痛みがやや強い。



時間の過ごし方で言えば、横になっていなきゃいけない時間、やっぱりここ。

音楽でも聴いて、って思っていたけど、それも限界がある。

眠ったら夜が寝付けなくなる。



移植前の透析の時は、ひたすらラジオを聴いていたけど、やっぱりラジオかな~。

寝ながらスマホは結構疲れるし。
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あとはもう待つだけ。

検査を終え帰宅することができた。

予定通りだった。

結果は来月19日。



医師の話しはやはりがん前提で進んでいる。

取った細胞は14か所。


明るい話題と言えば、

「膀胱に転移していることがよくあるから」

ということで、同時に「膀胱尿道鏡検査」をし、それについては

検査終了時、医師に、

「膀胱はクリーンでした。」

と言われた。

そこはまずは一安心。


もうあとは結果を待つだけだ。

前回、MRI診断時は手術よりも陽子線治療を勧められたが、今回は、全摘出を

勧められた。


これについては最悪を想定し、次の診察までに家族とよく話し合っておこうと思う。



それにしても、針生検、結構大変だった。

そもそも場所が手術室。

他の患者さん、たぶんちゃんと手術する人たちと一緒。

前室には老若男女、たくさんの人で一杯。

右隣のおじさんは緊張して一晩ほとんど眠れなかったらしい。

左隣の少年、たぶん6歳くらいの男の子、この子は最後まで笑顔だった。


こういうのに癒される。

移植の時も小さな子供たちにかなり勇気をもらった。


おじさんは弱い。



さぁあと一か月、どう過ごそうか、って、悩む間もなく仕事が忙しい。

それがいいのかも。



決めることは決めて、やることはやり、あとはもう待つだけだ。
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ほんの少し歩いただけなのに

尿管をぶら下げながら歩くことが出来た。

昨日1日寝たきりで、極度に体力が。

たった1日なのに。

自販機で水を買ってくるのが精一杯だった。


色々と次回の参考にしよう。
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夜の病院

また夜。

病院の夜はなん十回、なん百回経験しても嫌なものだ。


尿管で失敗した。

なぜか残尿感があって管を見たら、根元で折れ曲がっている。

直ぐに伸ばすと一気に流れていったけど、残尿管が残ったままになってしまった。


過去、あまり気になっていなかったけど、尿管、結構気になる。



あと一晩、自宅でなら一番いい時なんだけどね。
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麻酔が切れる

ようやくベッド上で起き上がることが出来た。


血圧異常ない。

ふらつきもない。

尿管は明日まで外れないので動けない。

点滴は今日中に終わる予定。



向かいのおじさんは今朝退院していった。

なので今は4人部屋に一人。

なんか、凄い孤独感。
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下半身に感覚無し。

手術室での検査なので、他の、本当に手術をする患者さんと前室で

待った。

隣に座ったおじさん、昨日から緊張して、夜も眠れなかったみたい。

左隣の小さな男の子、笑顔だ。将来有望❗

強い子になる。



1時間15分ほどはかかった。

下半身麻酔なので痛みはほぼ無し。

足首を少しだけ動かせるくらい。


尿管は入っているので、そこは違和感。

抗生剤の点滴中。


スマホに音楽たくさん入れてきたので、それを聞いて時間を潰す。
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病院の1日の始まり

朝から忙しいんですけど。

顔を洗い薬を飲んで、排便の為の座薬を入れ、長寝巻きに着替える。

看護師さんを呼んで抗生剤の点滴を繋いでもらい、そしてトイレへ駆け込む。


で、今。


あとはもう8時くらいに呼びにくるまで何もない、けど、

水分も摂っちゃダメ。

それがキツいかも。


あとは身の回りの整理をしておかないと、寝かされて戻ってきて、

6時間ほど何もできない。



その、何もできない間、何をするかを昨晩からずっと考えている。
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病院の夜の始まり

排便用の座薬を差したり、薬を飲んだり、歯みがきしたり、

忙しい時を過ごし今は真っ暗。


内緒でブログ書いてる。

ごめんなさい。


いつも24時過ぎに寝ているこの身体、この時間に寝れったって、

そりゃあ~た、簡単に寝られない。


それでなくても夜は気分が落ちるのに。


明日、目覚めたらまた忙しい。

検査後は6時間起き上がれないらしい。

さてっと。

音楽でも聞きながら、寝る努力はぢてみるか、と。
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病室、仕事が応援団。

持ち込んだPCで仕事してみる。

気持ちが紛れる。


テザリングを使ってメールのやり取りも全然問題無し。

床頭台の電源はカードを購入、でも無料。

後から払い戻してくれる。

通信状態もいい。


イヤホンを付ければそれがアンテナ代わりとなり、スマホでの

テレビ視聴もOK。



今日は、あとは明日の検査に向け点滴のルートを取り付ける、

とか言われてた。


院内は、やはり感染対策は徹底している。

それにしても、仕事していなかったら、暇にやられる。
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がん、だろう。けど、がん、ばる。

今日、10時に入院。

明日、針生検。

「経直腸的・会陰的前立腺生検」


この説明を聞いていなかったので、午前中、妻と二人で、ここに至るまでのこと、

明日の検査のこと、それからのこと、色々と詳しく聞くことができた。


結局、MRIで見つかったのは5個。

医師の話しでは、やはり、がんの可能性が高いらしい。


勿論、生検で覆ることは、ある。


確定診断が下ったわけではないけれど、正直、ピンとこない感じはある。

妻にしたって、移植時、再手術時と、今とは比べものにならない修羅場をくぐって

きているので、そりゃ落ち着いたもの。

内心はどうかわからないけれど…


なんたって、自分が聞きにくいことをぐいぐい聞く。


やっぱり頼もしい我が妻です。



さて、冷静を装ってみても、そこはやはりがん。

14年ぶりの生命のピンチである。

まずは状態が良く、転移のないことを願うばかり。


手術か放射線か、まずは診断結果が出てからだ。




移植後、

本当にブログに助けられた。

助けられた分、少しでも役に立てればと続けているけど、また助けてもらう立場に

なってしまった。


こんな感じで情報発信しているけど、落ち着いて書き続けること、これから先、

自信......

自信は、あるよ。

だって、本当なら14年前に無くなっていた命、余分に生きられているんだから。


、というわけで、


最初の食事。

久々の病院メシ。

味は...相変わらず。

期待はしてないけどね。
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ノートに一杯詰め込んで

前回入院した時と大きく変わっているのは、TVが地デジになったのと、なんと言っても

スマホが普及したこと。


今回、「入院のご案内」に

・携帯電話の使用について


・パソコン等の使用について

の項目がある。

【電源は、床頭台のコンセントを使用してください。】

なんと、、


前回の時は、携帯電話を充電していたら、注意されたことがある。

正しくは確かTVカードを差し込んで、充電にも使う、だったような。


堂々と、電源使っていいんだ。




時代は変わったもんだ。

スマホ当たり前、外でのパソコン当たり前、のご時世なんだな。

だから気にせずパソコン使える。

タッチ音だけ気をつければ。



まぁでも3日間しかいるつもりないけど。

ノートPCに一杯データを詰め込んで、

一度も開かずに終わったりして。


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今、入院するか?

2月のこの時期、一年で仕事が一番忙しい時期。

それこそ30分、10分が惜しい時期。


それでも多くの仲間に協力してもらって、仕事の調整は何とかついた。

でもそれも予定通り最短3日で退院できた場合...。


まっ、いっか。



それより心配なのは新型肺炎。

北海道の発症者は、地域も感染経過も接触経路も発表されないまま。

全国的には院内感染の所もある。


前回の入院の時も感じたけれど、感染に限らず、いろんなことが、

「病院だから安全」ってことは決してない。


やっぱり自己管理が必要。

そこをどうするか。


検査に行って病気をもらってきては元も子もない。




何とか、前向きな感じで見つけようとするんだけれど、どうも、調子が悪い。
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