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逃れられない現実

大きな問題もなく帰宅することができた今日の年次検診。

とは言っても胃カメラ、大腸カメラはこれから。



「腫瘍マーカーが気になります」

とか、

「画像に気になる影があります」

とか、

それこそ

「PSA値が上昇しています」

って、宣告されて、今頃今後の対策に頭を悩ませていた可能性は充分あったので、

これはこれで本当に良かった結果。




でも、

もの凄く安心した、

とか、

一気に気分が晴れた、

とか、そんな感情でもない。


むしろ、これが当然のようにも思えてしまっている現在。



病気以降、正直、それほど死に対する恐怖はなくなったし、入院や手術なんてどうってことない、

と思えているのも多分本心。


だからと言って終活が済んでいるわけでもなく、第一、両親のお見送りという重大任務が残っている身、

まだまだ死んでもいられない。



なんか・・・・・

どういうんだろう ...

おそらくスッキリすることなんてもう二度とない、ことはわかる。

こうなってしまった以上。



結局、今日の結果は今日で、

今日みたいなドキドキ感が、この先ずっと続いていく、

これが今の、逃れられない現実なんだと、そう強く思う。
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定期検診、待たされるのは嫌だけど、悪い結果はもっと嫌だ。

昨日のCT、エコーに続いて今朝の採血、結果は間もなくの検診で。

まずは泌尿器科から。

この、泌尿器科が加わったことで、診察の緊張感が俄然増した。


肝臓だけの時だったら、漠然と大丈夫だろうと、なんの根拠もないのだけれど。



でも、前立腺とは言っても、癌は癌。

PSA再発なら5年で2割の確率、と言われているし。



他の癌の患者さん皆さんそうだと思うけど、検診、検査のたびに、

この、なんとも言えない感じを、ずっと抱えて生きていかなかればならないのは、

なんとも、ねぇ。



もう予約時間。

呼ばれるのが嫌なのか、待たされるよりは、と思うのか、

周り見たら、み〜んな、マッタリした顔してる。
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検査週間

今週は病院ウィーク。

月曜日の眼科の検査に続き、今日はこれからCTとエコー検査。



久しぶりに8時到着で来院したけど、喧騒としている。

みんな、朝早いんだ。



明日は明日で外科と泌尿器のダブル受診。

何年経っても、何度目でも、いつも嫌な予感しかしない。




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腰痛

母の退院と同時に、今度は自分が腰痛。

きっかけは、本当にちょっとした事。

でも、考えてもみれば、きっとリフォームを続けてきた中での疲労の蓄積。


発症時が100とすれば今は75くらいの痛み。

整骨に通い続けてようやく少し楽になってきた。



なんと言っても、筋肉がない。

筋肉がないから色んな所を筋肉で支えられない。

筋肉で支えられないからありとあらゆる場所に痛みが発生する。



この繰り返し。

だからと言って腹筋の運動とか禁止されているし、できるとしたら体幹を鍛えることくらいはいいのかなぁ。



今は何とか腰ベルトを巻いて仕事はできている。

でも他のことができない。

特に、もうあと少しの吊り戸の仕上げや、やりかけの子供部屋の整理、これらが中途半端なまま。



手首の腱鞘炎や肘の痛みは、騙しだまし何とかなっても、腰はねぇ~。

な~んもできねぇ。


今週は通院の日々。

月曜日の眼科は何とかなった。

今後の北大、検査もあるし泌尿器科もある。

腰が痛いとさぁ、いろんなことが大変。


不便さには十分慣れているつもりだったけど、やっぱり、大変。

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母の退院

一昨日、母が無事退院した。


結局、病名は「リウマチ性多発筋痛症」

ステロイド剤の投与で炎症は治まった。


今後は、外来でステロイド剤の減量を目指していくことになる。



このステロイド剤にしろ、鎮痛剤にしろ、服用しないで済むならそれに限る。

肝臓、腎臓に与える影響は大きい。


自分の場合、子供でもOKのカロナールでさえ、望みの量を処方してもらえない。

最多でも30日分のみ。

なので調子のいい時は服用しないようにしている。

カロナールでさえ。



それもこれも、やっぱり、メリットとデメリット。

痛みを抑えるメリットと他臓器にダメージを与えるデメリット。



これ、いつも妻と話しているんだけど、今、だから、であって、もっと歳を取ったり、

寿命の先が見えたり、そうなったら迷わず「痛みを緩和する」方を選ぶ。


もちろん無駄な延命治療は望まないし、最期はやはり、少しでも痛くない生活を送りたい、

と妻には伝えている。


だからと言って、そんな自分の考えを親に押し付けるつもりも毛頭なく、その辺はよく話して決めるつもりだ。




ステロイド剤を減量していく過程で、もし痛みが増して来たら、その時が考えもの。

でも、子としての望みはやっぱり、痛くない生活、だなぁ~。


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病院難民

以前、父が簡単スマホを初めて持った時、せめて簡単な文字を打つことができるように、って言ったことがある。

それはいずれ来る入院等、病院生活の為。


その頃はまだコロナ禍っていうわけではない時で、それでも、病室から、なんなら寝たままで連絡手段を

持つことが、いかに自分の為になるかっていうことを実感していたから。



それが今、このコロナ禍、面会は軒並み禁止で、入退院時の付き添いさえ許されていない所もある。

連絡手段が無いと、その時の状況がわからない、欲しい物がわからない、何もわからない、

患者側からすると、希望を伝えられない、外で何が起こっているかわからない、

なんと言っても、寂しい。



で、今の母。この状態。

情報弱者になると、おちおち入院なんかしてられない。

今の病院、電話(普通の)を与えられてる。

でも使えない。耳が遠いから。意味ない。

洗濯等の交換は全て看護師さんを仲介して。NSまでは行ける。




面会禁止の、

いい所、悪い所、それは、患者、見舞い、それぞれあるにせよ、

ことと場合によっては、入院すると病院難民になりかねない。


これから、歳取ることに甘んじて、時代についていけなくなることにならないよう、

これも頑張らなきゃと思う。
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母の入院

母が自らの誕生日に入院した。

90歳の誕生日。

リウマチ系から来る全身の痛みが酷くなったから。



治療は鎮痛剤と免疫抑制剤の投与が中心になるという。

思えば、前回、同じような症状で入院した(当時は外科、今回は内科)のは、

自分の前立腺がん手術の日。



なので色んなことが後手後手になり結構大変だった 。

これまで、

父も健在なので、通院等、極力両親二人に任せていたんだけれど、とにかく二人とも耳が遠くて、

まともな会話にならない。

看護師さんとも、もちろん医師とも。

どうやら、お医者さんの説明もよく聞こえてなくて理解していなかったみたい。


ここにきて、父もさすがに限界を感じたのか、病院関係は全てこちらに頼るようになった。

良いと思って任せてきたけれど、これからはさすがに...




もし、自分が元気で、ろくに病院にかかったことが無かったとしたら、上手く対応できるか、色々なことに、

って思うけど、なんと言っても、


自分が「患者のプロ」で、妻が「看病のプロ」のわが家。


なんか、これからの、老親二人の、一連の流れが、手に取るようにわかってしまう気がして、

それがいいんだかどうなんだか。




平成5年に二世帯住宅を建て、平成6年に両親、祖母と同居を始め、今年で28年目の共同生活。

当時妻は29歳。

同居歴だけなら、妻は「二世帯住宅のプロ」でもある。


その共同生活も、段々先が見えてきた。

そもそも、自分たちが自分たちの老後を真剣に考えなければならない時期。

でも正直、現状ではそれができない。


介護もそうだし金銭面も、家の処分さえも今は考えられない。

終活はどんどん進めてはいるけど、今後10年間の見通しが立たない。



今、自分にできること、と言うか絶対やらなければならないこと、

両親との生存競争に勝つこと、これに尽きる。



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