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手術後16日目。

手術後16日目、退院後8日目、



手術の傷6か所は、表面に近い部分は今も結構痛い。

それでも充分我慢の許容範囲。

それよりも下腹の内部の違和感の方が気になる。

切って取って繋いでいるのでしょうがない。



問題はむしろ左脚。

やっぱりロボット手術時の体勢の影響だと思う。

今は付け根からひざまでが痺れと痛みと。

歩行にも支障をきたしている。

術前通っていた整骨院に通えればいいけど、尿漏れでパッドかおむつの状態。

さて、どうしましょう。



尿漏れは、自力排尿できる回数は増えてきた。

でも腹圧がかかる、姿勢を返る、立ち上がる、これらの時は全然ダメ。

当初、一日6枚程度必要だったパッドは、今は3~4枚。

少しずつ、少しずつ。



運動も散歩程度。

力仕事は、今はまだ全然無理。

今はできないことが、少しずつできるようになる、と信じて、それを噛みしめて、日々精進。





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不自由さを楽しみつつ。

夜中を中心に少しだけ自力排尿ができるようになってきた。

骨盤底筋体操は続けている。

できるだけ歩くようにもしている。


散歩程度以外の運動は禁止されているので、今まで当たり前だった力仕事を、

妻に頼る機会が増えてきた。


一番身近なのは買い物。

スーパーでの買い物は、一回当たりの買い物量が多くなる。


レジ袋に入り切らない時は段ボール箱。

そうなると、今の自分、ちょっと腰が引ける。


左脚が痛くて屈めないのもある。


妻は、「わたし、持つから」って張り切って持とうとするけど、ちょっとそれ、

こんな自分でも、こっちの方がまだマシ、なんて思ってしまう。



移植の時と違って、痛み方とか、術後の不便さとか、すごく中途半端。

移植の時は初めから諦めていたけど、今回の場合は、やろうと思えば多分できる、大抵のこと。



だから尚更見る目が違う。



焦らず慌てずゆっくりと、と自分を戒めつつ、できない不自由さ、ってやつを

少しだけ楽しみながら過ごす毎日です。






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ギリギリで生きてやる。

退院して最初の週末が過ぎ、この頃になって身体の色んな所に不具合が出てくる。

術後はそうでもなかった場所が痛くなったり、下腹に常に違和感があったり。

いくらロボット支援の手術とはいえ、腹を6か所も切っているので多少は納得。


ただ、癌を取り切った、という、安心感というかやり切り感というか、

なんかそういうのが無い。

3度目ともなるとこんなものか、っていうのと、術前より生活レベルが下がっているのと。



移植して、免疫抑制を始めて、いずれは罹ると覚悟していた癌。

ちょっと予想より早かったけれど、それが前立腺がんであった幸運。


思えば、15年前に始まった闘病生活、常にギリギリで生きてきて、

病気に侵される不運の中でギリギリで掴んで喜きた幸運。


宿命なのか運命なのか、振り回され。

でもそれもこれも、みんな、

生きててなんぼ、だ。



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若いんです、前立腺がん界隈では。


前立腺がんになって、たまに若さを感じさせてくれたこの一年。

今年初め、がんかどうかの検査段階から、

「若い」から進行が早い、「若い」から回復も早い、「若い」から経過観察より手術。

還暦目前になって、若い、若いと言われ続けてその気になって。


一昨日も、痛みの事で担当医と電話相談、そこでもまた「かんぞうさんは若いから…」

う、嬉しい。なんか。

前立腺がん界隈ではまだ自分も、小わっぱ。



病院内ローソンでの一番のお気に入り、
【濃い乳酸菌】


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左足太腿前部の痛み

22日、退院してきてから左足太腿前部が痛い。

普段はピリピリした痺れ感と、圧迫によるピンポイントの痛み。

我慢できない痛みではないけど、血栓とか内科的な痛みだったら嫌なので昨夕、

電話で担当医に聞いてみた。

おそらく内科的なものではなく、手術時の体勢からくるものではないかと。



今後症状が変わらないようなら、整形外科に紹介状を書いてくれることになった。



きっと、本来なら、今はまだ入院中で、こういったことや尿もれのこととか

その場で解決している時なんだろうと思う。


感染のリスクもあって、できれば病院に長居はしたくないけれど、

術後まだわずかで、身体の不具合には自分で注意していかなければならない。



それでもやはり我が家はいい。

どんな薬よりも効くかもしれない。


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目指せ尿漏れ改善

尿管が抜け三日目。

尿漏れは相変わらず。

忙しいったらありゃしない。パッドの交換。


傷よりも何よりも、こうなったら、【目指せ尿漏れ改善】ブログだ。



骨盤底筋体操はやってる。

できるだけたくさんやってる。

もうこれは頑張るしかない。



術後初めて、今日一人で外出した。

イオンのATMへ。

行き帰りの時間含めて1時間強。

限界だった。



やっぱ一人だとビビる。


まずは来月の検診まで。



一人虎の穴。


頑張るしかない。
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尿とりパッド

退院から一夜明け、傷等の痛みは、痛み止めさえ飲んでいれば苦にならない。

ただ、痛み止めが切れてきた時、傷の痛みよりも左脚外側の臀部付近の痛みが気になる。

特に、しゃがみ込んだ時、激痛が走る。

これ、放置してもいいものなのか...

続くようなら電話した方がいいのか...



医師にも看護師にも散々言われてきた尿漏れ、これが、自分の想像以上に厄介だ。

飲む水分の量にもよるんだろうけど、尿とりパッドは2時間程度しか持たない。

試しにずっと付け続けていたら、3時間40分で尿漏れ。

パッドの許容量の限界。


ということは、安全を考えれば、尿とりパッドだと許容外出時間は2時間程度。

もっと長く、と思ったら紙おむつにするしかない。



あとはもう、入院中、看護師さんに散々刷り込まれた「骨盤底筋体操」をやるしかない。

フルセットを、一日5サイクルくらいやろうかなぁ。

効果を期待して。



病院マニュアルだと、

一年後に90%の患者さんが、一日に尿取りパッド0~1枚になる、って、

単位が一年なんだって。



こうなるまで、尿とりパッド、何枚必要なんだろう??



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退院の朝

いよいよ退院の朝。

天気が良くて良かった。

たった2週間だったけれど、入院時はまだ暑い時で、

半袖1まいで来た。


窓から見える景色はずっと変わらないけれど、空気感は涼しげ。

色々な方々の情報だと気温的にはもう秋。



病院の方には本当にお世話になった。

この、コロナで大変な時期、本来の病気以外に気をつけることが多くて

、でもそんな中、ずっと不安なく過ごせたことに感謝!

絶対、自分にはできない仕事だと改めて思った。



帰宅したらまた、仕事に復帰、リフォームも再開、

そして尿漏れ等後遺症を克服していかなければならない。




それが日常、今は非日常。

普通の日常って、それが決して当たり前ではない。

健康って本当に大事。

そしてやっぱり、

検診って大事ですよ〜、皆さん。


ざっと片付けた。


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おむつに替えた初めての夜

尿管が外れ、おむつに替えて初めて迎えた夜。

これが想像以上に大変。


眠り始めて3時間ほどで尿意で目覚める。

待ち望んでいた尿意。

自分の意思でできるだけで幸せ。

やっぱり「普通のこと」が普通ではなくなって、でもまた

その「普通のこと」を取り戻せた時の喜びは格別なもの。



だからといって漏れがないわけではなく、同等量漏れてる感じ。

その後も数時間おきにこの繰り返し。


そして3回目にはおむつからも漏れてしまう。

看護師さんと相談し、おむつの中にさらに尿とりパッドを

重ねましょう、と。


う〜ん、難しい。

あとはもう慣れと、自分なりの工夫。

付き合いは、長くなりそう。


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身体に何も繋がれていない、という幸せ。

ついに尿管を外してもらえた。

と同時に、尿がだだ漏れ。

あわてて尿パッドを装着。





腹圧がかかると、さらにその度に漏れていくのを感じる。


尿管が外れた爽快感と同時に、これからは尿漏れとの格闘。


骨盤底筋運動とやらに励んで、少しでも早く通常に戻していくしかない。



それにしても、身体に何も繋がれていない、というだけで、

こんなに幸せを感じられるとは。


この感じ、もう15年ぶり。


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病理検査結果

今日、ようやく尿管が外れる(予定)。

やっと退院が見えてきた。


痛みにはある程度我慢できても、この尿管の痛み、違和感が

どうしても嫌っていう人は多いと思う。


痛みがかなり治まってきていた17日頃が一番辛かったと思う。


あとはもう、はずしてもらってきちんと排尿出来るか、

そこにかかってる。


昨日夕方、担当医が来てくれて、

「意外と早くて、もう病理検査の結果が出てますが、

見ますか?(それがねぇ)。」

って、なんか微妙な言い回し。


断層写真を見せられ説明してもらったが、やはり生検

とは違う結果に。


・当初1個と言われていたのが、14mm大と7mm大のが2個。

・がんの場所が下側、尿道にかなり近い部分だった。

・グリソンスコアは、3+3=6と言われていたのが、

4+3=7 だった。ということは、悪性度が、「低い」から

「中程度」に格上げ(「格下げ」?)ということになる。


当初は積極的経過観察の選択肢もあったわけだが、

まさに今のタイミングで手術して良かったことになる。


先生も、

「きちんと取り切れたし、浸潤もなく、今、手術して

本当に良かったと思います。」

と、言ってくださった。




思えば去年の暮れ、PSA値の異常に気づいてから10か月、

長かったような、あっと言う間だったような。


やっぱり、きっとずっといつも思うのは、


生きてて良かった、と。


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病院の枕


今年、ベッドマットとともに、枕も替えた。

自分の姿勢に合わせて調整してもらったら、高さが低いこと。

今の枕に比べたら、以前の枕は江戸時代の武士のものの様に

高かったんだなぁ、と。



で今回の入院にあたり、永遠のテーマ、

「病院の枕問題」

団子のように丸くて高いことは知っていたので、枕を持ち込もう

かなんて話しも出たけど、とにかく荷物は少なくしたい。


ということで、

バスタオルと、あとは普通の洗いタオルを多めに持ち、

その両者の組み合わせで枕代わりにする。


芯はバスタオルで周囲をタオルで包む。

高さ調整もタオルを挟んで。



これで快適。

手術後は強制的に病院枕で寝かせられていて首が痛くなったり、

寝心地が悪かったりしたけど、これに戻して昨晩、その前夜と

気持ちよく眠ることができた。



おすすめです。

でも、

病気にならないのが、もっと、おすすめです!


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息子の頭

今年の初め、泌尿器科を受診していくなかで、

ある時期から常に言われるようになったのは、

身内に前立腺を病んでいる者がいるか。


で、実際、父が70歳の時に前立腺がんの全摘出手術

を受けている。

その事を伝えると、「ああ決まりだ」みたいな雰囲気。


前立腺って、それだけ遺伝性が強いみたい。

父の手術の時、それを知って、今回、ああそうかと。


となると今度は自分が伝える番。

がんが確定してから、二人の息子がそれぞれ帰省するたび、

前立腺がんの遺伝性の強さと早目の検診の重要性を

話してきた。


昨日、友人の結婚式の為、長男くん帰省。

普段、何事も無関心を装う長男くんも、妻にあれこれ

と聞いていたらしい。


どうやら、息子くんたちの頭に、少しは刷り込まれたのかな。

医学はどんどん進む。少し前だとロボット支援手術だって

無かった話し。


もし、息子たちにも振りかかった、そんな時は、

手術さえしなくていいような、そんな時代になっている

といいなと願う。


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手術後5日目の様子

今日18日は、入院から9日目、手術から5日目。

術後2日目、16日の午前に血液ドレンが外れ、午後には点滴も外れたので、午後からシャワー。

点滴針を防水処理してもらい、尿を溜めるバッグもビニール袋で覆ってもらった。



あとは自力で。

ここは以前の、肝臓の時の入院生活が役に立つ。

約1年間の入院生活は伊達ではなかったみたい。


夜の食事からは、もう普通食に変わる。


ただ、夜の睡眠だけは熟睡ができない。

昼間ほとんど身体を動かしていないので、身体が疲れていない。

しかも精神は高ぶっている。

当然痛みもあるから、そもそも入院前から、病室でちゃんと

眠れるなどとの期待はしていないので、これは想定内。



術後3日目、17日、午前中、ダヴィンチのポートの為の

傷口、ここに貼られていた保護テープが外される。

残ったのは表面にホチキス針のようなピンとその皮下に

自然に無くなる糸。


ピンは最後、尿管と共に外される。



お昼、外科の検診に呼ばれる。

本来、元々の検診日は入院日。

肝臓の数値に特に問題なく、これも一安心。


そもそも外科の定期検診から始まった現在のこの状況。

なんでも「小さなことからコツコツと」だ。


午後、最後の点滴ルートも外れた。

これで、あと体に繋がれているのは尿管のみ。

でもこの尿管が一番厄介だったりするわけで…


この入院で、看護師さんによく聞かれるのは、移植時との

違い、というか比較。

でもこれ、比較のしようがない。

移植時はそもそも記憶が無いし、痛み一つとっても、

今回だって小さいとはいえ6か所も切ってるわけだし、

痛いものは痛い。



ただ何が一番違うかって、今回は自己完結型っていうこと。

他の誰の身体も傷つけなくっていいっていうこと。

それが一番。




昨日、シャワーの説明を受けるのに看護師さんと

シャワー室まで行く時、

「元気そうですね。私、出産の後、イテテテテ、って

こんな感じでした。」


ってくずれ落ちてたから、

「出産と比べられたら、出産に申し訳ないです。」

って言ってみた。


男子は痛みに耐性が無いんです!



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手術は無事終了

ダヴィンチは写真で見る通り、厳かだった。


「終わりましたよ。」の声で手術室で目覚め。

その日から翌朝までは、痛みと吐き気で大変だった。

眠れた気はしていない。


それでも翌日の午前中には歩行。

すぐにX線検査、検査室までは車椅子で。

これが辛かった。


昨晩は寝る前に痛み止めの注射をしてもらい、

痛みは改善。

術後初めての食事も昨晩から。

さすがに二口が限界。



今日午前には血液ドレンが外れ、午後、点滴終わりで初シャワー。

目まぐるしく進んでいく。



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