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逃れられない現実

大きな問題もなく帰宅することができた今日の年次検診。

とは言っても胃カメラ、大腸カメラはこれから。



「腫瘍マーカーが気になります」

とか、

「画像に気になる影があります」

とか、

それこそ

「PSA値が上昇しています」

って、宣告されて、今頃今後の対策に頭を悩ませていた可能性は充分あったので、

これはこれで本当に良かった結果。




でも、

もの凄く安心した、

とか、

一気に気分が晴れた、

とか、そんな感情でもない。


むしろ、これが当然のようにも思えてしまっている現在。



病気以降、正直、それほど死に対する恐怖はなくなったし、入院や手術なんてどうってことない、

と思えているのも多分本心。


だからと言って終活が済んでいるわけでもなく、第一、両親のお見送りという重大任務が残っている身、

まだまだ死んでもいられない。



なんか・・・・・

どういうんだろう ...

おそらくスッキリすることなんてもう二度とない、ことはわかる。

こうなってしまった以上。



結局、今日の結果は今日で、

今日みたいなドキドキ感が、この先ずっと続いていく、

これが今の、逃れられない現実なんだと、そう強く思う。
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