僕の今の夢は、アメリカに渡り友人とゴルフをプレーすることです。その友人に、僕の好きな「音」を捧げます。ゴルフで聴く様々な音は、心地よいものです。刈られた芝の匂い、背中に当たる日光の感触がそれらに加わると、もう別世界へ運ばれてしまいます。上手い下手は関係ありません。
～金属スパイクがコンクリートに当たるカチカチ音～
ゴルフシューズを履いて、舗装している場所を歩く時に、カチカチと音が聞こえると、なぜかいつも安らぎます。それは耳から食べる美味しい食事のようです。僕はこの音を聞くと、自分がいるべき所に、一緒にいるべき人と共にいて、自分が好きでたまらないことをしていると感じます。
～笑い声～
友人と一緒に笑い転げる機会を、これほど与えてくれるスポーツは他にないでしょう。このゲームでは時に、あまりにも面白いことが起こるので、笑うことだけが正気を保つ唯一の方法であることがあります。素晴らしい音はラウンド後に、食堂に入った時に聞こえて来ます。その日のラウンドで犯した様々な失敗をネタに、一緒に笑い転げている声を必ず聞くことになるからです。その笑い声は、ゴルフを追求することが、いかに孤独な道であろうとも、その苦悩を独りで背負っているのではないことを、思い出させてくれます。