青春タイムトラベル ~ 昭和の街角

昭和・平成 ~良き時代の「街の景色」がここにあります。

音楽ライフは、「MAC ff」で始まった!

2020-12-28 | こんな「モノ」ありました!

僕が音楽と出会うのに、ラジオは欠かせないものでした。そのラジオを聴くのに大活躍してくれたのが、ナショナルの「マックFF」というラジカセでした。当時としてはかなり高額だったと思います。(3万5000円くらい?)

それまでは、小さなトランジスタラジオを使って聴いていました。このマックFFは、AM放送、FM放送、短波放送の3種類の放送を聴くことが出来、しかもそれを聴きながらカセットテープに録音出来ました。内臓のトランシーバーみたいなものも付いていて、これで話すと、本体へ電波を飛ばすことも出来ました。

同じマックFFを近所の友人も持っていて、夜であればそれを使って話が出来ました。電話代が高く、家のリビングに置かれていた時代、子供同士が電話することなど認められていませんでしたから、これは重宝しました。(笑)また、ラジオ番組もどきを、これで近所に流していました。友人のFFが中継点になり、その先の友人のところまで電波が届く。ミニFM局の原理を小学校時代に既に体験していたのです。

レコードが高額で買えなかった僕は、これを使って、ラジオ放送から気に入った音楽を録音して収集することを始めました。またこのマックFFとテレビをプラグコードで繋いで、テレビ音声を録音することも出来ました。それ以前はテレビの前にテープレコーダーを置き、周囲の家族全員が咳払いもせずに静かにして録音!そういう時に限って、柱時計が鳴ったり、電話が鳴る。(笑)

小学生低学年の僕には紛れも無い宝物でした!このマックFFが我が家に来たのは、親父の決断でした。僕はそれまでこういうものを買って欲しいということを1度も言ったことが無かったので、なぜ親父が買ってきたのか、今でも謎です。マックFFは私がデンスケを購入するまで、休む日がありませんでした。