青春タイムトラベル ~ 昭和の街角

昭和・平成 ~良き時代の「街の景色」がここにあります。

あほんだら獅子 ~千里中央

2021-07-15 | 昭和・懐かしい北摂の風景

大阪の千里ニュータウン。万博の時に続々と建設され、今は老朽化と少子高齢化で空き家も目立ちます。このニュータウンの中に、奇妙な彫刻があるのをご存知でしょうか?

これは千里ニュータウンのシンボルにと、新千里東町に設置された「あほんだら獅子」です。世界的彫刻家・流政之氏の制作。

これは1967年(昭和45年)当時の写真です。千里中央が大阪市内から見て鬼門に位置することから、「魔除け」の意味で獅子をデザインしたもので、頭の長さが4m75cm、重さが130トンという大きな石の獅子頭です。

時々若い人が何も知らずにこの前で写真を撮影してSNS投稿していたり、「これなんだろう?」と書いているのを見かけます。「なに?」「なぜ?」と思ったら自分で調べる。そういう「考える力」をもっと身に付けて欲しいと思います。ネットの情報を無防備に受け止めるだけでは、洗脳されるだけですから・・。