誰もがアルバイトの経験があると思いますが、コロナ感染拡大のあおりを受けて、この夏休みにバイトが出来ない学生さんも大勢いると思います。社会に触れ、いろいろなことを学ぶ。アルバイト代を手に入れ、行動範囲が広がったり趣味を広げたり。そういう経験が出来ないのは、人生にとって大きなマイナスです。
僕が生まれて初めて経験したバイトは、高校1年の冬の年賀状配達。家から少し離れているけど、知っている場所を担当させていたのがミソ。(笑)
中学1年の時から通っている散髪屋。そこから実家までの付近が僕の受け持ち区域でした。散髪の後何十年ぶりに歩いてみると、阪神淡路と北大阪地震でもつぶれず、昔からのアパートが残っている!(住民はいませんでした。)
文化住宅と呼ばれた、どこが文化的か分からないアパート。僕が配達している当時は、1階も2階もドアの横の家の外に洗濯機が置いてあり、表札も出ていない、ポストも新聞受けがあればいいくらいで、住所はこのアパートでも、どの部屋が誰か分からないという困った配達先でした。「希望荘」「錦荘」それがここの名前ですが、そういう名前が多かった。
こういうアパートや、猛犬注意の家、なぜか人影を見て怒鳴る人の住んでいる家、配達するのが嫌になる所が数軒あったのを思い出します。
自分の家が小さいながらも持ち家で、増改築して行くので、いろんな家を見ていると、両親が本当に頑張って働いていたんだなと思ったものです。
あまねく配達する・・・「あまねく」なんて言葉を覚えたのは、このバイトをしたからでした。守秘義務は守りましたが、今なら時効で言える話。①学校での嫌われ者への年賀状には、「今年こそ〇んで下さい」なんて書いてあるのが何通もあった。(驚)この手の嫌われ者は暴力に訴える輩だったので、誰が書いたか筆跡からバレたらどうする気だろうと心配しました。②映画の試写会や、抽選の当選って意外に多い!「え?世の中、狭い区域の中でもこれだけ当選する人がいるの?」と驚き。そこから僕もいろんな抽選に応募し始めましたが、これが当たる当たる!(笑)
大阪の中でもお金持ちの多い北摂でも、こういう空き家や古い家が増えています。少子高齢化の波は、確実に身近にヒタヒタと迫って来ています。