青春タイムトラベル ~ 昭和の街角

昭和・平成 ~良き時代の「街の景色」がここにあります。

耐熱カセットテープ ~1984年夏の思い出

2021-07-22 | こんな「モノ」ありました!

オリンピックが開催される夏といえば・・・

このアルバム、「オール・ナイト・ロング」です。オリジナルアルバム・タイトルは、アルバムの1曲目でもある「Can't Slow Down」なのですが、なぜか日本盤は2曲目の「オール・ナイト・ロング」1が、アルバム・タイトルとなっています。
 
 
1984年ロス五輪の閉会式で、ライオネル・リッチーが、この曲を熱唱しました。
 
その直前に、このアルバムを親友Iに聴かせてもらって、とても気に入り僕も購入しました。この次のソウル五輪での判定を巡って、あの国で起きたことやドーピング騒ぎで、僕はすっかり五輪に嫌気が差してしまい、その後は五輪を夢中で見たことがありません。橋本会長を始め多くの人が「スポーツの力」という言葉を使いますが、スポーツはフェアプレーばかりではなく、綺麗ごとでは済まないことが多い。お金で割り切れるプロと違い、アマチュア競技はたちが悪いことも多く、また世間にはスポーツ嫌いの人もいるわけで、僕は五輪を強硬開催した意味が理解出来ません。
 
東京都・22日の新型コロナウイルスの新たな感染者は1979人。3日連続で1000人を超えました。五輪関係者がウロウロして、街中の自粛ムードが吹っ飛び、挙句に4連休。この後どのような危機的な状況になるのか、想像するのが恐ろしくなります。ニュース映像を見ていると、東京の人々は繁華街をなぜウロウロできるのだろうと感じます。
 
話が逸れましたが、1984年・・あの頃は免許を取って車を買い、あちこちにドライブに行くのが嬉しくて仕方がない時期でした。そしてドライブと言えば、カーステレオで聴く音楽。
 
ところが真夏の車の室内は、ちょっと駐車したくらいでも相当な高温になるので、下手なことをしたらカセットテープは伸びて使い物にならなくなります。そこで活躍したのが富士フィルム製のカセットテープでした。
 
 
耐熱を考えてカーステレオ専用に開発されたのが、このGTシリーズ。83年発売開始で、サンバイザーと屋根との間にこのテープを差し込んだり、ドアポケットに収納していても、使い続けることが出来ました。とても頑丈で、宣伝文句に嘘はなかった!
 
リッチーの音楽をこのテープに詰め込み、84年の夏はよく聴きました。まるで昨日のことのように思い出すことが出来ます。
 
考えてみればライオネル・リッチーだけではなく、この翌年1985年の夏のイベント「USAフォー・アフリカ」に参加し、「ウィ・アー・ザ・ワールド」を歌ったアーティストは、それを機会に次々と姿を消して行きました。全盛期のアーティストを集めたイベントだったので、その後人気が下降するのは当然なのですが、呪われた「ウィ・アー・ザ・ワールド」と言いたくなるほどの目にあったアーティストが多いのには驚きます。

海賊盤の世界・大阪の輸入店あれこれ ~懐かしの輸入レコード店(3)

2021-07-22 | 昭和・懐かしい大阪の風景

僕が青春時代に通い詰めたレコード屋さんについて、今日が最終回。もう少しお付き合い下さい。

僕は、「音質が悪い、高額、法律違反」と3拍子揃った海賊盤は嫌いでした。今はブートレグと呼ぶ方が一般的のようですが、昔は海賊版と呼びました。しかし友人はこれが大好きで、よく購入していました。それを嫌いと言いながらも、借りて聴いていたのが僕です。(笑)

その友人と必ず行ったのが「HOGG(ホッジ)」でした。ここはイギリスからの輸入レコード屋でしたが、海賊盤も扱っている店で、エリック・クラプトンのMSGのコンサート音源である「TOUR ‘74」を友人が買いました。「クラプトンが好きなら、今度日本公演の音源も出しますので」と、店員が声を掛けて来ました。その意味が分からなかった僕に、友人が教えてくれました。「コンサートを隠し録りしたものをレコードにするんだ」と。

友人はお金持ちだったので、後日74年11月2日の武道館公演と、11月5日の大阪公演のそれぞれ2枚組のLPを各6,800円で購入しました。75年の始めにこの値段。いかに高額なものかお分かりだと思います。5月と11月がバーゲンでした。そう、この店とスタッフが伝説の海賊盤「OGレーベル」でした!ここまで紹介させて頂いた3店は、全て木曜が定休日でしたね。たまに定休日を忘れて出かけてしまったこともありました。(笑)

写真は友人が買った上記の海賊版。ジャケットは白黒のコンサート写真を使っただけのシンプルなものでした。

他には関西の人は知っているでしょうか?輸入盤・中古盤の「フォーエヴァー・レコード」や、御堂筋沿いの「ソレイユ」、その近くには「リバーサイド」。御堂筋を挟んで向いには中古盤店「イーストレコード」も一緒にまとめて廻りました。まるで回遊魚のように元気に。(笑)海賊盤専門店「キニー」の大阪店がオープンした時は、店員が東京の大名商売のような横柄な態度をそのまま大阪に持ち込んだ為、すぐに閉店!あれでは大阪では通用しないでしょう。知っている人はここで笑うハズです。(笑)

京都に行った時には、「十字屋」「プー横丁」に立ち寄りました。80年代半ばになり、CDが普及し始めると同時に、「タワーレコード」や「HMV」などが進出して来た為、これらの店は店を閉めたり、場所を移転したり。つい最近まで頑張って来たのに店を閉めた所もあり、寂しいものです。今のCD店とこれらの店には大きな違いがありました。それは、こういうレコード屋の店長、スタッフがとてもよく音楽を知っていて、楽しそうにお客と話をいつもしていたということ。タワーやHMVのように、レジにCDを持って行き、お金を払うだけの店とは根本的に違ったと言う事です。

店長達が教えてくれた情報や、裏話、「これは聴かないと・・・」と教えてくれたレコード。そういうことを僕は今も忘れていません。懐かしい話に終わるのではなく、こういうお店に復活してもらいたい。でもそれには若いアーティストに余りにも魅力が無い&最近の若者の洋楽離れが大きな障害になり、2度とああいうお店が繁盛する時代は来ないと僕は知っています。寂しいことです。


ローリング・ストーンズがツアー開始!

2021-07-22 | 日記
何と何と・・ザ・ローリング・ストーンズが、今年ツアーを行います❗
 
これには驚きました。コロナだけではなく、ミック・ジャガーは、2019年3月に重度の大動脈弁狭窄症を指摘され、ニューヨークで経皮的大動脈弁置換術を受けたほどだったのに!
 
またステージ狭しと動き回るのだろうか?77歳だよ!
 
本当に彼らは凄いと思います。このプロモーションも凄いよ。

コロナを吹っ飛ばせ、ストーンズ!