今日はザ・ビートルズに関する、東京での思い出。
ビートルズの最新作『LOVE』のリリースに先がけ、2006年11月19日に『LOVE・発売前夜祭』と題したイベントが、ビートルズがその40年前の来日時に宿泊したキャピトル東急(旧ヒルトン東京ホテル)の「真珠の間」で行われました(「真珠の間」は、ビートルズが記者会見を行ったゆかりの場所)。
イベントのスペシャル・ゲストとして、ビートルズのプロデューサーだったジョージ・マーティンの息子で、父とともに『LOVE』の共同プロデューサーに名を連ねたジャイルズ・マーティンが迎えられるというビッグ・サプライズも当日はありました。
会場は、幸運にも今回のイベント参加に当選したビートルズ・ファンで埋めつくされ、大きな拍手・歓声のなか、ジャイルズ・マーティンが壇上に登場。『LOVE』の制作過程や聴きどころ、「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー」のことなどを語ってくれました。
続いてサイケデリックでカラフルな会場と化した「白真珠の間」へと場所を移し、5.1chサラウンドのスペシャル・バージョンの試聴イベントがスタート。5本のスピーカーにふりわけられたサウンド・エフェクトの楽しさを、満喫できるすばらしい内容でした。とくに「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」は、まるでレコーディング・スタジオにいるかのように錯覚するほどの音響効果。11月いっぱいで改築工事のため取り壊されるキャピトル東急ホテルの、まさに最後を飾るのにふさわしい“愛”に満ちあふれた一夜は、盛況のなか幕を閉じました。