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+ 風に舞う 六十年の 桜かな  

2007年04月01日 09時28分32秒 | 立憲女王国・神聖・九州やまとの国

 

 それぞれに  六十年の  桜かな

   馬糞 Bafun

 

 

 

 

 

 満開の桜の空は、花曇りだった。花の命をわが命として
散っていった青年のその後に育った桜もまた、満開の桜花を、
花曇りの空に散らしている。

 散った空の下、その日本人の心は潔く、清清しくしているだ
ろうか。
 彼らの死に甲斐を無にしてはいないだろうか。
 彼らが日本から神々を追い出したとでも言うのか。

 「民主主義とは神を畏れず、神を政治世界から追放した、
政治システムのスタンダードである」と定義されるであろう。
 現代政治の金科玉条は、政教分離である。
 分離とは、仏神を公共の場から追放するということである。

 神を畏れず、神を政治や教育の場から追放することがなぜ
正義であるのか。

 仏神は正義の根拠である。
 正義なき政治は悪政である。
 仏神を敬わない社会は地獄である。
 信仰なき人間は不遜である。

 仏神の心をわが心として咲く桜よ・・・。
 だからこそ、彼らも桜花のごとくに散っていったであろうに。

 つくづくと、人間は謙虚でなければならないと思う。

 

                           馬糞 Bafun

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

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+ 人間中心主義の反省

2007年04月01日 00時21分39秒 | 立憲女王国・神聖・九州やまとの国

 

 

  春雷の   幕を開きて   弥生去り

   馬糞 Bafun

 

 

 

 

 

  春雷なり始めるという暦通り、風雲急を告げて花は舞い、
鼓を打つがごとくに春雷を連打して三月が終わった。
 明日からは新年度を始める四月である。
 また、新しい一年の挑戦が始まる。

 守るために戦い、攻めるために戦うということは、その一戦
に集中して覚悟も決まるものである。
 しかし、敵を必要とするから、人類の事業とは成り難い。

 敵を想定しない戦いとは何か。

 もはや、他人ではない。己の未熟との戦いであり、時間と
の戦いにならざるを得ない。
 それは人間完成への道であり、文明創造への貢献という
べき大事業であろう。

 そこに立ちはだかるのは、敵ではなく試練である。
 試練に対しては、敵対心は通用しない。
 試練に向けられるべきは、志と知恵と努力である。
 その志こそは「愛」であると、キリストは教え、墨子は語っ
たのではなかったか。
 その点、仏教は、戦いを越えたところから始まっていたとい
える。

 

 

人間中心主義の都市

 さて、美しいやまとの春の情景を邪魔するのが、電線と
コンクリート作りの集合住宅である。
 都市の美観を愛する志がなければ、特に問題とはならな
いであろう。

 しかし、大和の四季が美しいように、大和の都市もまた美
しくありたいものだ。
 江戸の町並みは現代の都市に失われた美しさがあった。
 味わいがあった。
 現代の町並みの無粋であることよ。
 自己中心を形にしたかのようである。

 安全堅固だけが建築基準ではあるまい。
 モルタルやコンクリートの建造物は、屋上も壁面も緑化す
ることを義務付けてよいのではないか。

 道路も水がしみこむ素材に切り替えるべきである。
 そうでなければ、都会の土が窒息してしまう。

 電線ほど景観を害しているものはない。
 観光地を優先に、地下ケーブルに切り替えるべきである。

 人はもっと自然に遠慮深く生活するべきなのだ。
 傲慢になりすぎてはいないか。美意識をもつことだ。
 現代アートのような歪んだ「芸術」意識ではない。
 率直で素直な美意識である。
 教育にかけている徳目である。

 人間中心主義は間違っている。
 この点で、社会主義も共産主義も、資本主義も、それ以外
の自由主義も間違っているのである。

 人を超越した存在に対して、畏敬の念を持ってこそ、生き
ることが許されているのが人間なのだ。

 人類は、地球のがん細胞となりつつある。

 そのことを、深く反省するべきである。

 自我我欲、自己中心、拝金主義。
 これが、いじめの正体でもある。
 あらゆる社会悪の汚染源であると知らなければならない。

 自我我欲、自己中心、拝金主義、それは人間の驕りから
来ている。人の上に神も仏もおかない人間中心主義の驕り
である。その驕りゆえに、環境破壊、地球破壊を自己保存の
手段とする愚を犯す。

 

 人間は、仏や神の下に反省し、謙虚にならなくてはならない。
 
 敵は己のうちにあり。

                             Bafun 

 

 

 

 

 

 思いつつ  一衣を脱ぎて  春去りぬ

   馬糞 Bafun

 

 

 

 

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