あの花も この花も咲き 花うずみ
梅士 Baishi
風の針は、梅の刻から春の正午を告げるように、あちこちの桜が一
斉に咲き始めた。
毎年繰り返される季節の移ろいであるが、毎日の時計にもかかわら
ず、諸行無常のドラマが展開しているのと同じで、飽きることがない。
風流とはまさに、諸行無常の味わいであることよ。
諸行無常といえば、「パナソニック・ショック」が印象的である。
得意だったはずのテレビ事業もすたれ、プラズマテレビ事業からも
撤退することになった。
プラズマテレビは液晶よりもあきらかに発色がよく、高品位のテレ
ビジョンである。
それが、実用的で品質も向上した液晶の安さに負けたということか。
しかし、何よりも、人は石垣、人は城の経営だったはずの松下電器
が見失われ、リストラのパナソニックによる一時の黒字化を花道に散
り急いでいるように見える。
コストカットにも投資精神がなければならない。
血管を切ってしまっては元も子もないということである。
愛社精神を裏切るマネジメントは、いずれ自滅するものだ。
愛国精神を裏切る政治もまた、亡国を招くことになる。
子供の自立心を裏切る子育ては、非行を招く。
信仰もまた、師を選ぶ自立心の極致である。
【 国民よ、福祉要求を恥とせよ 】
お貰いの要求が民主主義だというのが現代日本の「福祉国家」状
況である。
ピーチク、パーチク、ほしいほしいと手を出してお貰い要求するの
が国民主権だと勘違いしている。
福祉ということばほど、この国を貶めている思想はない。
政治は繁栄の仕組みづくりが役目であって、国民に直接金をばら
まくのは例外でなければならない。
いわゆる、やむを得ない救貧政策である。
国民は、安易にお貰いの手を出してはならない。
それは、恥ずかしいことである。
それが、民主主義のプライドであり、モラルである。
立憲女王国・神聖九州やまとの国
幸福実現党応援隊・ 梅士党