若杉に ウバユリ立ちぬ せみしぐれ
梅士 Baishi
ウバユリは森林の夏の花である。
最初に見たときは実に薄気味悪く思えたものである。
菊池渓谷を歩いていたときは、お化け百合を見た。
巨大で肉厚の気味の悪い花だった。
子供の頃、木に巻き付いた白ヘビを見たが、それ以来
の山の怖い風景だった。
ウバユリは、オニユリのようにカッと花を広げるユリ
とはちがう。
薄暗い森の中に花を押しつぶしたように重ねて、先端
だけがアヒルのくちばしのように開いている。
宇宙人に出会うと、そんなふうに奇妙に思えるのであ
ろう。
ウバユリは遍路道にもそれほど見かけることはない。
しかし、若杉山への深い山林には蝉時雨の中にたくさ
ん咲いていた。
やっと身近に思える山の花になった。
慣れたら、仲良くできるものである。
そろそろ、友好的な宇宙人にも会いたいものである。
さて、伊万里の梨からお誘いがあった。
盆前の名物である。
大きくみずみずしくおいしい梨である。
少し高くなったそうである。
年に一度のお中元に、いつものお宅に送ることにした。
この時期はお中元商戦ということでデパートのお中元
売り場は大変な混雑ぶりだったが、今はどうなのか。
伊万里は各所に梨販売所が店開きをして段ボールを重
ねていたものだが・・・。
こうしたプレゼント需要というのは縁起のいい消費経
済を作る。
少ない収入であっても、大いにプレゼントを贈りたい
ものだ。
豊かさとはそうしたものだと思う。
プレゼントを贈れる人間関係は大切にしたいものであ
る。
ああ、そういえば、ご生誕祭には稙福をしなかった。
そういことであっては遺憾なあ・・・。
プレゼントは稙福である。
稙福経済ということが、実は経済繁栄の原理だろう。
与えよ、さらば、与えられん。
与えるために働かむ。
立憲女王国・神聖九州やまとの国
幸福実現党応援隊・ 梅士党