felice-sakura の日々戯言

パチンコが大好きな理系人間。鉄道写真とプラレールの収集が趣味。あと、萌えも少々… そんなオタクな人間の日々の戯言。

驚くべきカラスの一面

2016-10-29 21:53:00 | 戯言
自宅前にあるマンションのゴミ捨て場。
最近はカラス除けにネットを張っている所が多いが、ここのゴミ捨て場はそうではなかった。

昨日の朝の事だ。
自宅の門を開け、ふとマンションのゴミ捨て場の方を見た。
すると、ネットが掛かっていないのを良い事にカラスがゴミを漁っていたのだ。

ゴミが詰まったスーパーのレジ袋を器用に道端の方へ引っ張り出している一羽のカラス。
このままだと袋を破って中身を撒き散らされるのも時間の問題だ。
そこでカラスを追い払おうと、年甲斐もなく両手を顔の横に広げ「がお~」と叫びながら近付いて行ったのだ。

相手が猫であればこの程度で十分だ。
しかしカラスの場合、そうはいかなかった。
かなり近くまで近付いたにも関わらず、こっちを睨んだまま微動だにしないのだ。

両手を広げたままカラス相手に固まる私。
何なんだよ、このカラス… 

こうなったら手加減無しだ。
蹴り飛ばすつもりで更に一二歩近付いた。
すると…

ゴミが詰まったレジ袋を口ばしで咥えたまま飛び立ったのだ 

エッ、何、なに
カラスって、あんな重い物を咥えたまま飛べるのか… 

具体的な重さは分からないが、目一杯中身が詰まったレジ袋。それなりの重さはあったはずだ。
そんな物を口ばしで挟んだままスンナリと飛び立つのである。
ゴミ袋を咥えて飛び立ったそのカラス。
近くの家の屋根に下り立ち、私を余所目に優々と中身を散らかし始めたのだった。

驚きだった。
そして、正直、私はカラスをナメていた。
賢い鳥だとは認めるが、まさかこれ程の力までを持っていようとは。

単に私が無知だっただけかも知れない。
だがこの光景は、この歳にして初めて目の当たりにした驚くべきカラスの一面だった。