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football smile

the days turn into months and years

父の日

2019-06-16 | life

毎週土曜日と日曜日は、入院している父に会い行きます。ほぼ寝たきりになった父は、目を開ける時もあれば、目を開けない時もあります。目を開けてこちらを見ると、おっ!という表情をします。自分の息子が会いに来たことは、わかるようです。ただ今月に入ったくらいからは、言葉を発しなくなっていました。息をするのがやっとといった感じです。昨日はかなり雨が激しく降っていたので、病院へ行くのを諦めてしまいました。最後の最後で会いに行かなかった。行こうと思えば行かれたのに。後悔先に立たず。そういうことを教えたかったのかも知れません。

「おまえは、いつもニコニコしているなあ」
「おまえは、今日も良いカオしているなあ」

春先、まだなんとか会話ができた頃、最後にハッキリと聞いたのは、こんな言葉でした。我が親父ながら、なかなか気が利いたことを言うものだと感心しました。あなたの息子は、この言葉に自信と勇気をもらいました。まあ、あとのことは全部任せてくれ。きっと上手くやるから大丈夫。安心してゆっくり休んでくださいな。

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メッセージ

2011-03-19 | life

メッセージの意味を調べてみると「手紙や使者に託して伝達される言葉。伝言。/声明。声明文。(以下略)」とあります。そこで今度は声明の意味を調べてみると「一定の事項についての意見や意思を世間に対して発表すること。また、その意見。」とあります。自分からメッセージを発することは、あまりないような気がします。意見や意思を発表することが好きではないからです。何を考えているのかよくわからないと言われることも多々あります。まあ、そういう資質なので仕方ありません。海外のクラブへ移籍しても成功しないタイプですね(笑)。



だからといって、別にメッセージを否定しているわけでは全然なくて、自分も然るべきメッセージを読んで感銘を受けることがあります。メッセージは、人の心を動かします。そういうチカラを持っています。いろいろなメッセージを読みましたが、いちばん心を打たれたのはノリさんの手書きのメッセージです。シンプルかつストレートなものがいちばん伝わるんだ。

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計画停電5

2011-03-18 | life

計画停電も5日目。あれから1週間が経ちました。電車はかなり動いてます。時間帯によっては本数が激減するようですが、今日の移動に関してはまったく問題ありませんでした。

そして、先週1泊した大宮の現場に再びやって来ました。改修工事の現場なので1階の貸室を事務所に間借りしています。まあ、安全と言えば安全だし、便利と言えば便利です。検査が始まってしばらくすると、バチンと照明が切れました。はい、予定通り第3グループの計画停電スタートです。ここではもうかれこれ3回目の計画停電実施だそうです。都内の会社は消えないのに何だか不公平ですね。非常用照明は点灯していますが、さすがに暗いので、窓側へ移動して書類チェックしました。

3連休は電車を使わないようにします。

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計画停電4

2011-03-17 | life

計画停電も4日目。いやいや計画停電どころじゃありませんでした。気温が下がると、当然ながら電気の需要は増えるわけですね。

朝は問題なく出勤できました。しかし夕方の帰宅時間になって、大規模停電回避のために急遽電車の本数が削減されました。このままだと電車が止まって帰れないという情報も入ってきて、会社も一時騒然としました。これは仕事どころではないぞ!というわけで、慌てて18時前に会社を出ました。おかげで新宿駅も池袋駅もパニック直前に通過して、無事東上線に乗ることができました。ニュースを見て、あれがギリギリのタイミングであったことがわかりました。そうです。のんきに池袋駅で写真なんて撮ってる場合じゃなかったのです。

明日はまた大宮の現場へ行く予定です。会社へは行かず、直接大宮へ向かった方がよさそうです。そうか、あれからもう1週間経つのか。

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計画停電3

2011-03-16 | life

計画停電も3日目。しかし、未だ在宅中に停電になったことはありません。留守中にというのはありましたけど。昨晩もかなり揺れましたね。とりあえず、CDラックを抑えました。いちばん片付けが面倒なので。本棚やTVもそうですが、テープを巻いて固定しちゃおうかと思ったりもします。

電車の運行はかなり回復してきています。特に都内は80%くらいまで戻っているようです。一方我らが東上線ですが、こちらは残念ながら今ひとつといった状況です。ギリギリまで明日の運行予定がわからないというのは困ったものです。今日の運行時間であれば何とかなりそうなので、久しぶりに会社へ行くことができました。隣の駅まで歩いて、それから10分くらいホームで待っていると電車が来ました。池袋に出てからは何の問題もなくスムーズに動けました。照明が減らされて、いつもより暗い駅や街や会社の廊下を歩いていると、節電の努力を実感することができます。まさに「やれることをやる」といった感じです。

今日と同じ状況であれば、明日も会社へ行かれそうです。

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計画停電2

2011-03-15 | life

計画停電も2日目。今日も実際の停電は免れました。マンションの前の道路は、朝から渋滞が続いています。近くにガソリンスタンドがあるので、その影響もあるようです。

東上線の運行状況は昨日と変わらずで、やはり隣の駅まで歩いてみましたが、電車はなかなか来そうにありません。仕方がないので、部屋へ帰ってできることをしていました。幸いなことに、締切の迫っていた仕事は先週で片付いていたので、いつかやらなければといった類のものに手をつけました。普段はMacBookを使っているのですが、仕事関係のデータはWindowsでないとダメです。以前に使っていたVAIOを久しぶりに引っぱり出しました。そういうのがちょっと面倒です。しかしまあ、どこへいても電話回線があれば仕事はできるものです。相変わらず現場や顧客から会社経由で連絡が来ます。メールだって送れます。なるほど、これなら在宅勤務だって十分可能なわけです。便利と言えば便利だけど、自分にとってはちょっと便利すぎるような気がします。

明日もまだちょっとどうなるかわかりません。

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計画停電1

2011-03-14 | life

計画停電というを今朝知りました。我が家は第1グループと第3グループに該当しています。節電のおかげで実際の停電は避けられました。

しかし、東上線の最寄りの駅は終日運休でした。隣の駅まで歩いてみましたが、とても改札までたどり着ける状況ではありません。とりあえず会社へ行くことは諦めて、自宅から仕事関係者へ電話とメールで連絡を取りました。幸い大きな被害を受けているところは少なかったようです。ひとつだけ真岡の工場で建物に被害が出ていました。外壁が破損したり、食堂の天井が落ちたりしているとのことです。けが人は出なかったようです。大宮の現場とも連絡が取れましたが、資材入手が困難なため作業が難しいとのことです。まあとにかくできることをやるしかないですね。

明日もまだちょっとどうなるかわかりません。

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帰宅難民2

2011-03-12 | life

みなさん大丈夫ですか?私は大丈夫です。

始発から東上線は動いていたし、朝7時にはJR各線も復旧の見通しということなので、7時過ぎに現場を出て大宮駅へ向かいました。ところが実際に行ってみると、京浜東北線も埼京線もまだ復旧の目処が立っていないとのこと。武蔵野線や川越線はさらにどうなるかわからないようでした。仕方ないので、浦和方面へ歩くことにしました。大原サッカー場まで何度か自転車で来たことがあったし、埼玉大経由でバスが出ていることも知っていたので、荒川を渡るにはバスしかないだろうと考えたからです。最悪、歩いてだって帰れないことはないし。

無事にバスに乗ることが出来て、北朝霞駅まで来ることができました。東上線は結構普通に動いてました。そんなこんなで3時間くらいで帰宅することができました。昨晩の会議室といい、今日のバスといい、自分は恵まれているなあと改めて感謝しました。部屋に入ると、ガラスのパスタ・ポットが落ちて割れていました。それから、TVが倒れていました。もし寝ている時だったら、足の上に落ちていたかも知れません。本棚とCDラックが20~30センチくらい動いていて、床にCDが散乱していました。その中に、なまけたろう(写真右の丸いヤツ)が埋もれていました。でも、とりあえず無事のようです。

シャワーとコーヒーのおかげで、昨晩のダメージをだいぶ払拭することができました。それでもTVに映し出される光景は、さすがにショックなものです。建物が崩壊される様を見せつけられると、とても悲しくなります。曲りなりにも建物をつくることを生業としているわけで、大切な宝物を踏みつけられるような気分です。幸い昨日の大宮のビルは、ちょうど耐震壁を補強した後だったので、構造体はバッチリ大丈夫でした。自分が関わった建物が壊されるなんて、考えただけでもゾッとします。

というわけで、寝るのは後にしてKSDへ自転車を飛ばしました。

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帰宅難民1

2011-03-11 | life

みなさん大丈夫ですか?私は大丈夫です。

地震発生の時、ちょうど大宮の改修工事の定例会議をやっていました。大きな揺れがあまりに続くので、みんなで会議室を飛び出したら、ビルの外は大勢の人で溢れていました。上階の揺れはさらにすごかったらしく、外で作業していた職人さんたちは、会議室の連中が出て来ないので心配していたそうです。一段落したところでビルの総点検をしました。決定的なダメージは受けていませんでしたが、大きなクラックが入っていたり、トイレのタイルが割れ落ちたりしていました。幸いけが人もなく、大惨事には至らなかったのが何よりです。

そんな騒動も収束して、さて帰ろうかという時になって、初めて電車が動いていないという事実を知りました。えっ、まだ動いてないの?それどころか、徐々に被害状況が分かるにつれて、こりゃあ大変なことになったぞ!と実感しました。大宮駅に行ってみると、改札にはシャッターが閉められていて、大勢の人がそこで夜を越す覚悟を決めているようでした。3月とはいえ、夜になるととても寒いです。自分は現場事務所に戻って、会議室を借りることにしました。ビルのテナントさんも、かなりの人数が帰れずに残っていました。上階の部屋の電気も結構ついています。

まさか自分が帰宅難民になるなんて、思ってもいませんでした。災害というのはそういうものなのです。でも、暖房が効いた部屋にいられるなんて、まだまだ恵まれている方です。そう感謝しながら、会議室で一夜を過ごしました。現場所長さんがカップ・ラーメンを買って来てくれたので、残っていた職人さんと一緒に夕食にしました。一人会議室に入ると、ずっと本を読んでいました。音楽も少し聴きました。たまに会社の携帯でtwitterを読んで、情報を得ていました。携帯の電源が切れそうになると、職人さんがアダプターを貸してくれました。結局、眠ることができずに夜が明けました。

現場所長さんや職人さんが近くにいたので心強かったです。

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偲ぶ会

2009-04-25 | life

平成21年2月10日にご逝去された大学の恩師を偲ぶ会がありました。近くにいるのでいつでも会えると思っていましたが、もう2度とお会いできなくなってしまいました。200人近くが集まった会は、寂しいはずなのにどこかやさしい空気が流れていて、みんなも笑顔で懐かしい話をしていました。28期生の出席者5人は、みんなあまり変わっていませんでした。傍らには、今までに設計された図面やスケッチがたくさん置かれていました。残されたそれらは、先生そのもののような気がしました。

会が終わると、公開されていた先生の研究室を見に行きました。自分たちの頃に使っていた古い校舎は取り壊されて、ピッカピカの新しい校舎になっていました。それでも室の中は相変わらず散らかっていて、全館禁煙のはずなのに煙草の匂いがして、汚れたコーヒーメーカーが放ったらかされてあって、まぎれもなく先生の研究室でした。「胃が痛くて」と言って苦笑いをする先生がそこに座っていても、何ら不思議ではないようでした。先生からみなさんへのお礼ですと蔵書を1冊づついただきました。お好きな本を選んでくださいということでしたので、4年生の時に一緒に調査旅行した「近畿の民家」という本をいただきました。大切にします。

今年担当した研究室の生徒全員の卒業が決まったという知らせを聞いて、間もなく息を引き取ったそうです。いつだって生徒のことをいちばんに心配してくれた先生らしいなあと思いました。自分が研究室にいた頃もそうでした。卒業設計はきちんとやってるか?設計事務所に行きたいならここなんかどうだ?OBがいるから訪ねてみなさい。もし就職できなかったら研究室に残ればいい。そう言ってくれました。誰に対してもその人と同じ目線に立って考える。その姿勢は、先生から学んだことです。

正直言うと、今日はAXISの試合に行こうか迷ったのですが、いくら優柔不断でも大切なものの順番を間違えてはいけません。よく考えれば、それくらいのことはわかるはずです。思い直して懐かしいキャンパスへ行くことにして、本当によかったと思います。危うく大変な間違いを犯すところでした。そうしたら、先生は大雨を降らせて試合を中止にしてくれました。最後の最後、お亡くなりになられてもやさしい先生でした。自分もこういう人になりたいと思います。

御冥福を心よりお祈り申し上げます。

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