なでしこリーグ・ディビジョン1 第19節
2007年11月25日(日)13:00キックオフ
駒場スタジアム
浦和レッズレディース 1-0 TASAKIペルーレFC
さてトップチームと違って、こちらは追う立場にあるレッズレディースは、残り3試合全てに勝たなければならない。第3クールに入っていまだ負けなし。ようやく調子を上げてきただけに、今日は首位TASAKIに勝ってさらに勢いをつけたい。最終節にはベレーザ戦も控えているし、モチベーションは上がりっぱなしと行きたいものだ。
まずは驚いたのが、TASAKIのDFラインの高さ。常にハーフライン近くまで上がってくる。これだけスペースが空けば、使いたくなるのが人情である。浦和のロングボールが裏を狙うが、どうもオフサイドに引っかかる。どちらも中盤にボールがおさまらないまま、バタバタした印象を残して時間が進む。中盤の底に位置する高橋が、左右へパスを散らすことでゲームを作ろうとする。すると、左サイド岩倉からのパスで抜け出した柳田が、精度の高いセンターリングを上げる。ファーの北本まで届くかなと思ったら、ニアの庭田がマークを外してヘディングシュート!すばらしい展開で先制点が決まった。
後半に入ってもなかなかボールが落ち着かない。北本、安藤は前線からプレスをかける。このFWの守備が効いているので、TASAKIのパスコースは、確実にその選択肢を減らされている。昨日のワシントンと永井にこのプレスがあればなあと思ってしまう。その後も上位対決らしい、実にハイレベルな試合が展開されていた。どちらにもチャンスはあったけれど、結局このまま点が入ることなく試合終了。全体を通してゲームを見切っていたのは、やはりベテラン高橋かなというのが個人的な感想。目立たないけど絶対に必要なプレーの数々は、すばらしいの一言に尽きる。
さて、今日のacoさんである。このところの定位置であるトップ下で、果敢に攻撃に絡んでいた。最近はコンディションも良さそうだ。ようやくゴールシーンを見ることができて、うれしかった。しかしまさかヘディングシュートとはね、ビックリしましたわ。本人もインタビューで言ってたけど、らしくないよねえ(笑)。「サッカー人生、初めてTASAKIに勝った」というacoさん、おめでとう!ナイスゴールでした。
実は今日の試合、テレ玉で録画中継もあったのだ。録画とは言え、なでしこリーグを中継するあたりは、さすがテレ玉である。もちろん、帰宅して見ました。ライブで見るのとTVで見るのとでは、ゲームの印象がちょっと違うような気がした。ま、結果を知っていたというのもあるけどね。この調子を維持して、今度こそベレーザに勝ってほしい。