台風が迫っている日曜日の昼下がり、武蔵野線に乗って南越谷へ。
いろいろな経緯があって、大ちゃんの会社のショールームを見学させてもらいました。新建築の6月号(東京スカイツリーが表紙のヤツ)にも掲載されています。木質ハイブリッド集成材というものを使っていて、鉄骨造ながら木の風合いを活かしているのが特徴です。そのあたりは、さすがハウスメーカーらしいところです。個人的には、裏側の金属サンドイッチパネルの方がシャープで好きですけど、そこの写真は新建築にも一切出ていませんでした。まあ、そういうのは趣味の問題なので、どうでも良いです。
注文住宅としてもかなりデザインに力を入れているようで、いわゆる建築家の設計みたいな作品も沢山手がけています。建築家のデザインとハウスメーカーの品質を両立させるという戦略は、確かに理にかなっています。自分は木造とも住宅とも無縁の仕事をしているので、ああ、こういう仕事もあるのだなあと新鮮な気持ちで見せてもらいました。
最近、デザインが生み出す「歪み」みたいなものが気になっています。かっこいいものの裏に潜むもの。もちろん「歪み」を伴わないものだってちゃんと存在するわけですが、そういうものは本当にスペシャルなものであって、それこそがデザインとしての価値を持っていると思うわけです。自分にはそんなものは到底できない。だとしたら、デザインなんてものを追求しない方が良い。あるいは、まったく別のアプローチでデザインというものを考えなければならない。研究職っていうのは、もしかしたらそういうデザインへのアプローチのひとつなのかも知れません。
セミナー終わりに案内してくれた大ちゃんは、相変わらず忙しそうでした。とてもためになる話を聞くことができました。ありがとうございます。おじさんたちのつまらない会話に付き合ってくれた美人の後輩さんにもよろしくね。
ルイス・ローレンス
19 MAR 2012
実業之日本社
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「モウリーニョは左手をあごの下に添え、顔を突き上げた。まるで王者であるかのように顔を上げたまま、敵やサポーターのもとへと歩みよった。負けても選手たちは賞賛されるべきである。その態度に込められたメッセージに、サポーターたちは惜しみない拍手を送った。」
という本を読みました。自分はリーダーにはなれないし、なりたいと思ったこともありません。今までずっとそうだったし、これからもずっとそうです。
いよいよ赤字転落か。
A組シングル
1 清水×仙台 2
2 広島×鳥栖 2
3 新潟×名古屋 2
4 大宮×横浜M 1
5 G大阪×鹿島 0
B組シングル
1 F東京×磐田 2
2 神戸×C大阪 2
3 柏×浦和 2
4 栃木×甲府 2
5 鳥取×草津 2
いつも通り200円の勝負。
今シーズンの成績 1勝44敗 +¥4684−¥4500=+¥184
何じゃこれは?というと、外壁のタイルの見本です。補修をするためには新しいタイルが必要になるのですが、それはもちろん、現状と同じ色でなければダメです。というわけで、試しに焼いてみて色合わせをします。そしてこのように実際に現場で確認するわけですが、この判断がなかなか難しいのです。晴れの日より曇りの日の方が色味がよくわかるようです。遠くで見たり近くで見たりします。今回は良い出来だと思います。
というわけで、またそのうち来るでしょう。
そんなこんなで現場を出ると、もう辺りは暗くなっていました。松本から大糸線に乗って2つ先の島内が最寄りの駅です。こんな感じの無人駅で、とても良い雰囲気なのです。電車は大体1時間に1本です。3分おきにやって来る電車に駆け込むような生活は、完全にどこかおかしいと思います。不便さが快適をもたらすこともあるようです。
そしてまた松本です。
朝から鉄骨の製品検査なので、今週は前日入りです。今までも結構いろいろな鉄骨工場へ検査へ行きましたが、関東近辺だと千葉が多いです。今回の工場は松本山雅FCのホームスタジアム、アルウィンの近くにありました。工場へ行くよりスタジアムへ行きたいなあ。とぼやいたら「あれ、うちも工事に入ってたんですよ」と施工者さんに言われました。へえ、さすが地元優良企業です。
検査の方は散々で、まあ、物事上手く行く時もあれば行かない時もあるわなあといった感じでした。せっかく構造担当者連れて来たのにねえ。
というわけで、また来週来ます。
東野圭吾
7 JUL 2012
幻冬社文庫
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「不意に、リュウの描いた絵が神楽の脳裏に浮かんだ。様々な手を描いたものが、コマ送りのされたアニメーションにように次々と現れる。気を失う直前にも、同じようなことがあった。だが、今回は平気だった。彼は、動く絵を思い浮かべている自分のことを、冷静に受け止めていた。」
という本を読みました。移動の電車で読むのに文庫の方が持ち運びに便利なので。それでなくても、出張の時は荷物が多いからね。 近未来SF、面白かったです。
伊坂幸太郎
3 AUG 2012
徳間文庫
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「「引退の言葉は」私は、お前に言う。「一言だけだ」「一言ですか」楽しかった。私はマイクに向かって、そう言った。野球が楽しかった。それだけだ。いろいろなことがあるものの、結果がどうあれ、野球は楽しい。」
という本を読みました。評価が分かれているようですが、私は結構好きです。ディテールにリアリティを持たせるより、ある程度強引にテーマを押し示すところが、今までの作品とは違うところかも知れません。では、テーマとは何か?それは、フェアはファール!ファールはフェア!モヤモヤしたテーマなので、決してスッキリはしないわなあ、というのが感想。それでも、面白かったよ。
伊坂幸太郎
12 SEP 2008
講談社文庫
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「ってことはさ、逆に言えば、世界とか環境とか大きいことを悩んだり、憂慮する人ってのは、よっぽど暇で余裕のある人なのかも知れない。さっき、そう思っちゃったんだ。小説家とか、学者とか、みんなさ、余裕があるから、偉そうなことを考えるんだって」
「なるほど」
「でね、そんな暇な人間の、偉そうな言葉が一般人に届くとは、とうてい思えないんだよねえ」
「かもしれないなあ」
という本を読みました。いろいろな解釈ができるけど、この物語はまだ終わっていない。そして、まじめに考えると、とても恐い物語だ。リアルタイムのニュースと重なる部分もあって、ますます恐くなる。
そろそろ当たるような気がする。
A組シングル
1 札幌×大宮 0
2 鹿島×横浜M 0
3 仙台×神戸 1
4 浦和×G大阪 1
5 磐田×新潟 1
B組シングル
1 F東京×川崎 2
2 名古屋×広島 2
3 鳥栖×柏 1
4 松本×鳥取 1
5 大分×栃木 1
いつも通り200円の勝負。
今シーズンの成績 1勝42敗 +¥4684−¥4300=+¥384