Lリーグ1部 第19節
2005年10月23日(日)13:00キックオフ
大宮公園サッカー場
浦和レッズレディース 2-0 岡山湯郷Belle
さわやかな秋晴れの日曜日。スタジアムには幸せ以外何もありません。
前々節バニーズに6-1で快勝したかと思えば、前節TASAKIに0-6の完敗。相手に合わせてしまう戦い方はあまりほめられたものではありません。不安定なチーム状態で対戦する湯郷ベルは、今シーズンいずれも1点差でかろうじて勝っている侮れない相手です。特になでしこジャパンにも選出されているGK福元と背番号10MF宮間には厳重注意が必要です。
浦和は今日も4-4-2の布陣ですが、いつもと違うのはMF岩倉をDFラインに下げたこと。高橋と安藤をセンターに配してガッチリ固めていくようです。宮間を中心とした湯郷ベルの中盤対策でしょうか。
案の定、前半は激しい中盤の攻防が展開されました。互いに敵陣前まで攻め込んで何度かチャンスを作りますが、さすがなでしこジャパンのGK同士、すらしい動きでゴールを許しません。そしてもうひとつのなでしこ対決であり背番号10対決の安藤と宮間もまた中盤でガチンコ勝負を見せています。安藤がドリブルで持ち込めば宮間が追いすがり、宮間がボールを受ければ安藤がチェックに行く、激しい争いは迫力満点です。ちょっとここだけ別レベル。結局どちらも得点できないまま前半終了。浦和が若干攻め込んでいるように感じるけれど、まだまだ勝負はどっちに転がるかわかりません。
しかし今日のDF陣はかなり良い感じに見えます。特にセンターの西口が目立っていたようです。岩倉の左サイドDFというのは始めて見ましたが、こちらも無難にこなしています。中盤のフォローに回れる気転の良さが効いています。
そんなことを考えつつ後半が始まると、早々にビューティフルゴールを決めて見せたのは、やはり安藤でした。ゴールエリア外でボールを持った瞬間、右へ流れたフリーの選手へパスかと思ったら自らシュート。おお、あのコースを狙ったか。あまりに美しい会心のゴール!サッカーマガジンにも書いてあったでしょう。シュートを打たなきゃ点は入らないのだ。
中盤で互角の勝負なら、その中盤でがんばらずに早めに前線へパスを送ればいいんじゃあないか。そこには若林も北本もいるじゃあないか。どちらも個人でかわせるスピードと強さを持っています。イーブンボールならマイボールにできます。特にリーグ中断明けの北本には目を見張るものがあります。すごくFWらしい動きを身につけたように思います。その北本がコースを狙ってサイドネットに2点目を決めました。勝ったから言えることかもしれませんが、得点を取ることができる選手がいるかいないか?それが勝敗を分けた試合だったと思います。
すばらしい2ゴールを見ることができて、何だかこっちのテンションも上がってきました。さあ来週は設計事務所リーグの05-06シーズン開幕戦です。早くサッカーやりてえ。