現場検査へ行く前に大宮駅でタムラさんとランチ。これまた年齢を超えた仲良しさんである。こういうちょっとした設備の仕事をお願いしていて、その度にお昼を一緒に食べたりしている。野鳥の会に入っているそうで、新しい双眼鏡を探しているんだとか。会社務めをしていなくても結構忙しいらしい。動けるうちに動いておけよ。それが口癖。はいはい、そうします。
東京五輪開催に向けて、来年から工事に着手する国立競技場で、J1第25節FC東京vs浦和レッズを観戦しました。終了間際に勝ち越されて3-2の敗戦でしたが、この試合で浦和の山田暢久が、久しぶりに先発フル出場を果たしました。
「このチャンスをモノにしないといけない」
「経験はほとんど関係ないですね」
かつて浦和がJリーグを制した時のキャプテンでありながら、こういうコメントを発するあたりが、いかにも暢久らしいなあと思います。浦和一筋20年。38歳になったベテランは、今シーズンなかなか試合出場の機会を得られずにいました。満を持して臨んだこの試合、チームとしては今一つでしたが、暢久自身は相手のエース渡邉千真をキッチリ抑えて、非常に良い働きを見せていました。若手選手や移籍選手に加えて、生え抜きのベテラン選手も健在である。改めて、浦和の選手層の厚さを見せつけることはできたと思います。
自分の価値をこれでもかと主張する選手が増える一方で、暢久のような存在は、とても貴重なものに感じます。特にクラブや監督にとっては、有難い選手だろうなあと思います。言葉は悪いけど、いろいろな意味で使いやすい。だからこそ、こうして浦和で20年間も活躍できたのでしょう。自分自身とても共感するところがあります。やはりこういう人間性は大切なのだと、改めて暢久の偉大さを垣間見る思いでした。まあ、それに気づくまで20年かかりましたけどね(笑)。
人間いくつになっても奢らず威張らず謙虚でありたい。周囲からタリーさん(いつもかったるそうだから)と呼ばれ、みんなから愛される暢久は、そうとう幸せな選手であることに間違いないでしょう。でもそれは、彼自身が掴み取った成果です。ステップアップのために移籍を繰り返し、それこそが選手にとっての成長である。たまにはそんな風潮から目を逸らし、生涯一クラブという価値観を見直してみるのも必要ではないでしょうか。一つのクラブに留まり結果を出し続けるというのも、プロとして立派な生き方であると思います。
全日本設計事務所リーグ13-14シーズン第2節
2013年9月28日(土)15:00キックオフ
府中の森グラウンド
AXIS 2 - 1 KOHKEN
交代選手2名という人数的には厳しい状況でしたが、曰く「10年前ならどこにも負けない」メンバーが揃いました。こういうチームの強みは、もちろん組織力です。個人技に秀でた若手選手中心の相手チームとは対象的に、選手全員で戦う熟練サッカーを展開しました。
まだまだ勝てる。でも課題は何も変わっていません。次の10年に向けたチーム作りです。でもまあ、たまにはこういうチームで勝つのも良いものです。本当に楽しい試合でした。チームワークだけなら優勝できるね。
42年間勤続された方の送別会に出席しました。一緒に仕事をしたことはありませんでしたが、たまにお昼を食べに行く仲良しさんです。設計部の会合としては異例の人数が集まったところに、この方の人気の高さを窺い知ることができます。
いつも思うことですが、人との付き合いに年齢というのは関係ありませんね。気が合う人とは合うし、合わない人とは絶対合わない。ただそれだけです。目上の人と話していると、いろいろと得るものがたくさんあります。たわいもない会話の中に、人生経験が垣間見れるような気がします。
自分はあと何年勤めるのかわかりませんが、果たして自分の送別会にはどのくらいの人が集まってくれるのか?そんなことをチラッと考えたのでした。
会社の偉い人からご指名を受けたので、設計部を代表して国土交通省主催の説明会へ出席しました。音文の天井改修設計の実績のおかげで、すっかり天井担当として名前が売れたようです。まあ、何でも一目置かれるというのは良いことです。あまり縁がない麻布十番にある、とても立派な会場には、200~300人くらい集まっていたと思います。そこでまさかの4時間講習でした。さすがに眠くなることはありませんでしたが、とにかく長かったです。でも、こういう機会を与えてもらえるというのも、会社員の特権です。有難いことです。
Drive boy dog boy
Dirty numb angel boy
In the doorway boy
She was a-lipstick boy
She was a-beautiful boy
監督というのも面白そうだ。自分には向いてないと思うけど。もしAXISの舵を取るとしたら、まずはベースをしっかり固める。相手によって布陣や戦術を変えるようなことはしない。そうすることによって、選手の共通認識を高めて行く。このやり方だと優勝はできないかもしれないけど、優勝争いはできるような気がする。堅実なクラブ運営と堅実なチーム作り。サッカーは実に奥深い。楽しみはまだまだ続くのだ。
あまり夕暮れに行くことはないのですが、おかげで暗い写真が撮れました。ルネ・マグリットの絵をイメージしたのですが、思った以上に暗かった。そういう写真です。