最近ちょっと遅れ気味で鑑賞中。
夕方、セイイチさんとミツオカくんが会社に来てました。2人共とても元気そうでした。辞めた人に対して、別にどうということはありませんが、やはりセイイチさんだけは特別ですね。自分が今こうして仕事をしているのは、そのほとんどがセイイチさんのおかげだし、NSKで働くということは、セイイチさんみたいに働くことだとずっと思っていたので。もっと一緒に仕事をしたかったなあ。そんなことを考えたら、ちょっと泣きそうになりました。泣かなかったけど(笑)。
天童荒太
10 MAR 1999
幻冬社
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「強い南風が、海をはらんだ雲を、内海に向かって払ってゆく。四国の中央を東西に走る山脈の、上空をおおった雲の切れ間から、光が幾すじかにわかれて、降りそそぐ。鈍重な獣がうずくまった印象だった山々が、明るい緑に浮かび上がり、山肌のそこここに色を散らした山桜や、アケボノツツジ、シャクナゲ、コブシなどの桃色や白い色も、光を受けて輝き始めた。」
という本を読みました。読もう読もうと思って先送りになっていた本です。途中で読むのやめようかと思ったくらいハードな内容ですが、これは最後まで読み切る価値がありそうです。
旅する自転車。ここは懐かしい多福寺です。小学生の頃に遊んでいたところです。実家からもKSDからも近いのですが、とにかく寂しい所にあるので滅多に来ません(笑)。たまに来ると、スーパーカーのプラモデルを走らせたことが思い出されます。
Arctic Monkeys
22 APL 2007
iTunes
http://www.arcticmonkeys.com/
Arctic Monkeysをもう1枚。まだまだ勢いに溢れた2ndアルバム。スピード感が違う。それは若さではなく志向の問題ではないかと思う。この後に登場するのが「Humbug」という偉大な問題作なので、その片鱗は見せつつも、路線は1stアルバムの延長として捉えるべきである。自分が聴き始めたのは3rdアルバムからなのだが、これはこれでかっこいいし、これがきっかけとなっても不思議はない。ただ、現在のパブリック・イメージほどのインパクトには欠ける感は歪めない。
イケイケの序盤より、後半の「Do Me a Favour」とか「505」みたいな地味目の曲が良い。その地味さ加減は今とはちょっと違っていて、粘りや湿気を感じないところが良い。The Cureの「Seventeen Seconds」か、あるいは「Faith」あたりに近いかも知れない。ここからどう育っていくのか?そういう期待感を抱くところも似ている。間違ってもゴスへ向かわなくて良かったよね。
先日、TGS和歌山工場での火災が大きなニュースになりましたが、改めて特殊な現場であることを認識させられます。今日は定例会議後にセイフティ・ミーティング&セイフティ・ランチがあるというので、監理者を代表して出席しました。いつも使用している現場会議室とは別に、200号地本館の講堂に職人さんも加えての大会議です。これまでの現場運営における安全活動の実績報告から、危険予知映像の紹介等、その内容も充実しています。いちばん興味深かったのは、作業風景が描かれたイラストを見せられて、そこにある危険を指摘するという間違い探しです。これはテーブル毎のグループで話し合って意見をまとめて、リーダーが結果を報告することになっています。安全に関する知識の他に、コミュニケーション能力のトレーニングも兼ねているわけですね。非常によくできた研修システムだと思います。さて、ミーティングが終わると、出席者全員にお弁当が配られます。蓋を開けてビックリ!海苔で安全マークが描かれていました。安全に対する徹底ぶりに、ただただ脱帽。それではみなさん、ご安全に。
Ben Folds Five
10 FEB 1997
iTunes
http://www.benfolds.com
ギターレスのロック・バンドってどうなのか?ギュイ〜ンって音がないと、何だか悪っぽくなくてロックじゃないような気がする。優等生のロックってあるのか?もしあるとしたら、Ben Folds Fiveは、そんな優等生ロックのイメージそのものである。そしてこのセカンド・アルバムは、正にそのイメージ通りのアルバムである。ということは「Brick」とか「Smoke」みたいな曲がしっくりくるということである。これはリアルタイムで聴いていたのだが、改めてじっくり聴き直してみたら、先日聴いたAqualungがこの音に近いかもしれないなあと思った。
ちなみにこれは日本盤初回限定ジャケットで、なぜかオリジナルよりかっこいいデザインという代物である。そしてなぜか私、これとオリジナル盤と2枚共持ってたりする。
星新一
1 JUN 1976
新潮文庫
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「やがて、エヌ氏の自宅の入口の前まで来た。ロボットはなかに入ることができない。許可なくしては入れないのだ。強引に入ると、そのロボットを作ったメーカーは法律で処罰される。その規定の限界についてはよく心得ているとみえ、ロボットはそこで立ちどまり、家に入ってゆくエヌ氏に声をかけた。」
という本を読みました。たまたま実家に残してきた文庫本を発見したのがきっかけで、パラパラと読んでいるうちに面白くなってしまいました。「エヌ氏」とか懐かしい!星新一を読んでいたのは、高校から大学にかけてだったと思います。多感な時期だったので、一方では村上龍なんかも読んでいましたが、この人の作品はそれとは正反対で、非常にスマートだなあと感心していました。今読み返しても全然印象は変わりませんね。やっぱり大好きです。
The Charlatans
19 OCT 1999
iTunes
http://www.thecharlatans.net
どういうわけか、今までThe Charlatansを聴いたことがなかった。The Stone Rosesは聴いていたのにね。そして、聴いてみようと思う条件は、かなり揃っていたにもかかわらずである。例えば、Travisなんかもそうだ。今頃になって聴いてみて、ああ、同時代で聴いていればよかったなあと後悔する。これも巡り合わせというか、何とも仕方のないことだ。今回ようやく250円で巡り合ってしまった。20年遅いだろう。
最初に聴くのがこの6枚目のアルバムというのも、良いのか悪いのかわからないけど、マッドチェスターというジャンルにおいて、王道中の王道であるThe Stone Rosesにかなり近い音であるというのが、一聴した感想。ねちっこいギターとか投げやりなヴォーカルとか、ルーズなノリがかっこいい。予想以上にアコースティックなので驚いた。そしたらどうもそういうアルバムということらしい。シングルにもなっている「My Beautiful Friend」みたいな曲が好き。
勝間和代
19 FEB 2009
文春新書
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「いずれにしても、何かタスクを任され、それについて自分で判断し、行動し、その結果を自分の責任として披露をし、評価される。その繰り返しだけが、自分の責任能力を育成していきます。」
という本を読みました。今更ですが。108円だったので。こういう本を読むと、そうだなあと思うところと、そうじゃないよなあと思うところがあります。そういう自分の考えとの差異を楽しむものだと思っています。