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野辺優子/斉藤健仁
エイ出版社 |
「世界中には、とにかくたくさんのスタジアムがある。姿形もさまざまならば、名前の由来や歴史、はたまた“背負わされているもの”だって違う。人々は何を求めてスタジアムに行くのだろうか。」
という本を読みました。ドイツ、イングランド、イタリア、スペイン、フランスと、まあ写真に写ったスタジアムは、どこもいい感じです。当然ながら「箱」だけでは意味をなさないわけで、「選手」がいて「観衆」がいて、そして「最高のフットボール」があって初めて完成するのが、スタジアムというものです。この本では、人と建築との絆を学ぶこともできます。
どこもかしこも行ってみたいところばかりですが、中でもマンチェスターのオールド・トラフォードとロンドンのスタンフォード・ブリッジには、いつか行きたいと思っています。今のところその予定はまったくありませんが。
レッズサポーターである私にとっては、駒場スタジアムと埼玉スタジアムが「家」です。どちらも、この本に出てくるスタジアムに負けないくらいの雰囲気を持っています。噂によると、埼スタのゴール裏に屋根をかける計画があるそうです。「雨に濡れないため」ではなく「声援が反響するため」という理由で。実現したら素敵だね。