6月17日のBSテレ東の「武田鉄矢の昭和は輝いていた」は、ヒットメーカーの三木たかし特集、2時間スペシャルで、ついつい懐かしく全部見てしまった。彼は、作曲家として演歌、歌謡曲、ポップス、アニメソングとジャンルを超えて2000曲以上の名曲を世に生み出したが、どの曲も馴染みの深いものばかりで、聴いているだけで、青春がプレイバックする。
彼に影響を与えた4人の人物、船村徹、荒木とよひさ、なかにし礼、阿久悠を軸にその人生を振り返っていた。実妹の黛ジュンも好きな歌手であったが、その「夕月」も彼の作品である(作詞は、なかにし礼)。森山良子の「禁じられた恋」は、彼の最初のミリオンセラーとなったとのことである。その後、2年位スランプがあったようであるが、救ってくれたのが、作詞家、阿久悠であったという。あべ静江の「コーヒーショップで」が最初のコンビのヒット曲である。Just My Type Image Girlの一人である「あべ静江」ファンとして、その後の「みずいろの手紙」「突然の愛」も大好きな曲で、今でも聴くと独身時代のワクワクした思い出がよみがえる。
石川さゆりの名曲「津軽海峡・冬景色」も三木の作品(作詞は阿久悠)である。その時石川さゆりは18歳というから、時の流れを感じる。涙なしでは聴けない岩崎宏美の「思秋期」も二人の作品。その後、作詞家、荒木とよひさとコンビを組んだ、テレサ・テンの名曲四部作、「つぐない」「愛人」「時の流れに身をまかせ」「別れの予感」は、テレサファンの自分にとっては、最高傑作の作品集である。番組では本人の言葉を紹介しながら、テレサの名曲が生まれる背景を紹介してくれていた。2009年に64歳の若さで亡くなってしまったのは残念なかぎりである。
あべ静江「突然の愛」: https://youtu.be/b_AtkJnIvGo
テレサ・テン「愛人」: https://youtu.be/Km0tMGHIAHU