浪漫飛行への誘(いざな)い

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ウクライナの絵本「てぶくろ」と片手の手袋の怪

2022年05月01日 14時53分48秒 | 日常

 

先月、タイから次男家族が一時帰国したが、4歳の孫が長男の奧さんから誕生日プレゼントとして、ウクライナの絵本「てぶくろ」をもらった。絵本といっても、スマホをかざすとスマホで音声が聴けるという最新鋭のもので、孫は大変喜んでいた。たまたま絵本をもらう前に、持ち主不明の片手の手袋が孫の身の回り品に混じっていて、どうして手袋が紛れ込んだかひとしきり話題になっていたという。誰のものかわからず不思議に思っている時に、この「てぶくろ」の絵本がプレゼントされたので、狐につままれたように摩訶不思議状態であったようである。

 「てぶくろ」はウクライナ民話をもとにした絵本で、ストーリーはこうである。「おじいさんが森の中に手袋を片方落としてしまう。雪の上に落ちていた手袋にネズミが住みこみ、そこへ、カエルやウサギやキツネが次つぎやってきて、「わたしもいれて」「ぼくもいれて」と仲間入り。手袋はその度に少しずつ大きくなっていき、今にもはじけそう……。最後には大きなクマまでやって来て手袋の中はもう満員! そこにおじいさんが手袋を探しにもどってきた。。。」おじいさんが落とした手袋にいろんな動物が住みつくが、前に住んでいる動物を襲いそうな動物もケンカすることなく仲良くギューギューと住む。いろんな国に支配されたウクライナの歴史から見ると、様々な人たちが仲良くみんなで暮らすことを祈るウクライナの人たちの気持ちがあらわれているようである。

今のウクライナ侵攻にからみ、このウクライナ生まれの民話が話題になっていることを後から知った。また、この紛れ込んだ不思議な手袋の顛末はこうである。昨年11月に左手小指を骨折したが、固定用の包帯サックを隠すため、片手だけ手袋をはめていた。この手袋は、卓球仲間の女性からいただいたもので、便利に使っていた。片手しか使わないので、もう片方はどこかに置いておいたはずなのに、いつの間にか行方不明になっていた。どうもその片方の手袋がひょんなことで孫の家族の身の回り品に紛れ込んだものらしい。暫く探していたが、見つからず諦めていたが、そんなことは誰にも言っていないので、孫家族が持ち主不明の手袋で大騒ぎしていることも知らなかった。まさにおじいさんの落とした手袋であった。そんなタイミングでの「てぶくろ」の絵本のプレゼントをもらったということで、あまりにも偶然の出来事に皆で笑ってしまった。今後ウクライナ情勢がどうなるかわからないが、この民話のように、ネズミやカエルのような小さな動物からクマのような大きな動物まで、一つの手袋の中で仲良く暮らすことができることを願うのみである。

 

ウクライナ民話「てぶくろ」: https://youtu.be/OMRbEMKhPlo

ヤフーニュース(3/3): https://news.yahoo.co.jp/articles/0af6e9b148b1d7f26085f4055b9cd264cdf06710

 

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