今年のゴールデンウィークは出かけることもなく、区の卓球大会に1日と5日の2回も参加してしまった。1日は区民スポーツ大会の卓球競技で5日は団体選手権であった。区民スポーツ大会は、年齢別競技となっているが、自分の年齢を無視して、45歳~59歳の部に参戦した。70歳以上の部で一度優勝したことがあるので、その後は勝敗にはこだわらず若い人たちと試合をするチャンスをもらっている。実際に若い人とやってみるとボールのスピードが違うという印象で、やはり、20歳以上も年が違うと実力の差を感じる。4人によるリーグ戦が予選だが、どの選手も上手で歯が立たない感じであった。残念ながら3敗に終わったが、いい練習試合をさせてもらった。参加賞としてタオルがもらえるし、参加料の半額はクラブで負担してくれるので、いつも実践練習のつもりで参加している。
5日は、団体選手権だが、これも年齢別競技で、65歳以上の部にクラブの仲間4人で参加した。オープン大会であるが、ゴールデンウィークのためか、参加チームが少なく、65歳以上の部は、6チームしか参加していなかった。少ないということは上手な人しか参加していないことを意味し、やはり実力の差を感じた。結果的には、1勝2敗で5位であったが、リーグ3位同士の試合で勝ったので、一人ボール1個を賞品としてもらった。個人的にはダブルスもシングルスもともに1勝2敗であった。やはりこの年になると腕をあげるのはむずかしい状況にあるので、試合に出ると惨憺たる結果となることが多い。
卓球というスポーツは、ボールのスピードと回転がポイントで、上手な人ほどボールのスピードが速く、回転力がすごい。ラケットの表と裏は異なる種類のラバーを貼っている人も少なくなく自分自身もそうである。表と裏では、打ったボールの質が全然違うので、区別できるように赤と黒と色分けることがルール化されている。どっちの面で打ったかがわからないとまともな返球はまず無理である。回転も下回転、上回転、横回転、無回転があるので、瞬時にして見極める必要がある。その点は表も裏も同じガットが貼ってあるテニスとはだいぶ異なる。テニスと違って至近距離での打ち合いのため、咄嗟の判断が要求される。やはり、動体視力と瞬発力は必要であろう。トップ選手だとスマッシュ時で時速140㎞から180㎞とも言われているが、実際の打ち合いでは時速100㎞前後だと思う。しかし、狭い空間での打ち合いのため、体感スピードはすごいと思われる。我々レベルでの試合でもボケ防止には十分役立っていると思われる。体力に負担をかけずに誰でも気軽にプレイができるので、年寄りにはピタリのスポーツでもある。それでもボールの動きが速すぎると感じるなら、ラージボールというボールが少し大きくてスピードがあまり出ない卓球もあるので、健康維持のためにもやってみる価値は十分ある。