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歴史探偵「鉄道開業150年」

2022年05月26日 08時34分15秒 | TV番組

 

5月25日夜何げなくテレビを見ていたら、NHKの「歴史探偵」という番組に遭遇した。毎週水曜夜10時からの45分番組で、「鉄道開業150年」というタイトルで、最近見つかった高輪築堤という日本初の鉄道の遺構から始まっていた。調べて見たら、2021年3月から始まったNHK大阪の制作「歴史秘話ヒストリア」という番組が今年4月から再編され、タイトルも「歴史探偵」となったようである。前作も何回か見たことがあったが、継続的には見ていなかった。もともと歴史強要番組には興味があるが、まさに地元品川界隈の歴史探訪だったので、食い入るようにしっかり見た。

高輪築堤は、自転車で10分もかからないところにあり、2019年に品川駅改良工事の際に発見された鉄道のレールを敷いた石垣の一部で、今は国史跡として登録されている。今年は、1872年(明治5年)、新橋-横浜間に日本で初めて鉄道が開業されてから150年を迎えるが、この番組では、この石垣の発見で火がついた鉄道の歴史を徹底調査してくれた。

鉄道建設を推進したのは、大隈重信と伊藤博文で、軍事増強優先で建設に反対していたのは西郷隆盛だったことも初めて知った。建設用地には、軍用地や大きなお寺もあり、強行は無理とし、大隈等は石垣を積み、海上に線路を敷設し鉄道を走らせるという妙案を思いついたようである。資金難もあり、京都まで鉄道を敷くという壮大な計画を縮小し、新橋-横浜間に限定したようである。新橋-横浜の本開業は9月12日だが、その前に品川と横浜間で仮開業していたようである。鉄道の開通で川崎大師への初詣なるものが生まれたことも初耳であった。

当時の鉄道の走る様子は、浮世絵にも描かれているが、番組では、深く掘り下げ、一番蒸気機関車のCGで再現してくれ、興味を引いた。佐賀藩は長崎の台場を築く技術を持っており、佐賀出身の大隈はその技術を東京の台場建設にも生かし、鉄道のレール敷設にも生かしたものと思われる。歴史探偵のタイトルに恥じないほど深堀しているのに感心した。面白そうなので、毎週録画することにした。

(参考)

品川歴史館による鉄道の始まりの解説: https://youtu.be/uUxdbL47Uho

 

鐡道開業150年~浮世絵に見る: https://youtu.be/TmBFzJEh6N0

 

見出し画像は、品川八ツ山橋周辺

 

下記は、歌川広重(三代)の描く浮世絵

 

 

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