浪漫飛行への誘(いざな)い

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NHK BSの「半分だけで考えてみた!」

2022年05月09日 05時32分44秒 | TV番組

 

5月6日夜、NHK BSプレミアムで、「半分だけで考えてみた!」というタイトルで、面白い企画番組があった。世の中のあらゆることを半分にして考えると、モノの仕組み、ありがたみ、プロのすごさ等様々なことが見えてくるという。テーマは、ピアノ鍵盤、卓球台、飛行機エンジン、酸素という4つについて、今までにない切り口で展開される1/2新話で、どれも大変面白く引き込まれるように見てしまった。なぜこのようなBS番組を見ることができたかというと事前に次男の奥さんの弟さんが番組に出るという情報が入ったので、しっかり録画して見たもの。どんな番組かよくわからないまま録画して見たが、4つとも我が家にとっては、縁のある内容で、それもまさに今までにはない切り口で興味深く、あっという間に1時間が過ぎてしまった。

まず、ピアノの鍵盤をランダムに半分にして(半分は音が鳴らないようにセット)、課題曲「世界に一つだけの花」を二人のプロのピアニスト(菊池亮太さんと塩﨑基央さん)が挑戦したが、二人とも素晴らしい演奏ができていてビックリした。半分も音が鳴らないので、メロディーを作るのも大変だったと思うが、うまくアレンジしており、聴いていて鍵盤が半分で演奏しているとはとても思えない印象であった。2番目は、卓球台を半分の面積にして、水谷準と丹羽孝希というトップ選手が試合をしたもの。半分といっても、横が半分の細長い台と縦の奥行が半分の台の2種類の台で大熱戦を繰り広げた。自分も卓球をやっているので、やりづらそうなイメージは容易に想像つく。細長い台では、まだ本番に近いラリー合戦ができるが、奥行きが半分の台だと強く打つことができないので、ピンポンという温泉卓球のようになっていて、見ていて面白かった。卓球については、スリッパ(スリッパがラケット)卓球やしゃもじでやる遊びの卓球もある。「とんねるず」の正月のスポーツ特番で、プロ側の台は普通で、挑戦者側の台が半分になっているハンディ付の卓球を見たこともある。

3番目は、「飛行機のエンジンが半分になったら」ということで、JALの協力で片方が故障した設定で訓練するパイロットの現場に潜入していたが、これは、実際にも起こり得ることから、半分になっても安全上全く問題なく操縦できることが紹介されていた。すべてのパイロットはシュミレータでそのような訓練を重ねているので安心できる。最後の「地球上の酸素が半分になったら」というのは、奇想天外な妄想が止まらないが、専門家が何人か出てきて、万一半分になったら科学的にみてこうなるということを解説してくれていた。酸素が半分になった、ずっと寝ている状態になるとも説明されたり、移動手段もパーソナルモビリティが普及するとも説明されていた。先の次男の奧さんの弟さんは、その専門家の一人として、今から5-6億年後の地球上の酸素は今の半分位、10億年後は、今の21%が1%以下になると解説していた。今の我々には全く関係ないが、これから先地球は一体どうなるかぞっとする思いであった。今までにない切り口で視聴者の知的好奇心を楽しくくすぐる実験と妄想のバラエティ番組といった感じであるが、見逃した人向けに再放送はあるのであろうか?

 

菊池亮太さんの演奏: https://youtu.be/FagEs0MDX_s (ピンク色の鍵盤は音が鳴らない) 

 

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