かってNHKのドイツ語講座を担当されていた小塩節先生が先日亡くなられて寂しい思いをしていたが、そう言えば、今のドイツ語講座はどうなっているか気になって調べたら、テレビのEテレで「旅するためのドイツ語」という番組が放送されていることを知った。昨年の11月からスタートしたようで、「現地映像をたっぷり味わいながら旅先で役立つドイツ語フレーズを学びます!ベルリン、ハンブルク、ミュンヘンをめぐるドイツ三都周遊記!」という謳い文句になっている。25分番組だが、毎週水曜日の朝6時と夜11時30分と木曜午後3時の3回放送されているようである。
たまたま見た25日は、7回目の放送で、ベルリンから電車で1時間半ほどのところにある水と森の里、リュベナウという街への旅にまつわるドイツ語の勉強であった。自分が西ドイツに住んでいた時、リュベナウは、東ドイツであったので、残念ながら行ったことはないが、運河と森に囲まれた美しい街のようである。旅番組を楽しみながら言葉も勉強できるので、一石二鳥の感がある。
久し振りにドイツ語を耳にしたが、懐かしさが蘇ってくる。残念ながら、ドイツ語は勉強する機会がなかったが、4年半も住んでいたので生活用語だけは今でもよく覚えている。文法もわかっていないが、生活していくのに必要なドイツ語は喋ることができた。簡単な日常会話とか、数字とかはよくわかっていた。ドイツでも卓球をやっていたが、カウントはドイツ語でやっていたので、数字もよくわかっていた。2のツヴァイは、3のドライに発音が似ているので、2は、ツヴォと言っていた。職場で食事に出かける時は、マ-ルツァイト(食事の時間)と言うとか、くしゃみをしたら、ゲズンタイト(健康)と言うとか、レストランの会計で、個別には、ゲトレント、まとめては、アレスツサーメンと言うとか、タクシーでまっすぐに行けというのは、ゲラーデアウスと言うとか、左に曲がれはリンクスと言うとか、理髪店では、ニヒトツクルツ、ニヒトツラング(短くもなく長くもなく)と言うとか、生活用語は忘れないものである。あと何回続くのか知らないが、ドイツ旅行が楽しめるようなので、ドイツ語の習得は無理としても見続けようと思う。
ドイツ訪問都市150: https://youtu.be/DjOY702iaXI