昨年11月に左手小指の関節を骨折したが、スポーツ保険と傷害保険に入っていたおかげで、二つの保険とも給付金が振り込まれてきた。治療の最大期間が6カ月ということで、完治はしていないが、給付申請を行っていたものである。二つの保険とも、治療費に関係なく、1通院当たり、スポーツ保険は1,050円、傷害保険は2,400円支給されるというものである。但し、最大の通院回数は20回までとなっている。自分の場合は、2週間に1回通院していたので、全部で、13回の通院となった。計算してみたら、全治療費は、18,870円であったが、給付された保険金額は、44,200円であったので、結果的には、25,330円のプラスとなり、思いがけないお小遣いとなった。保険に入るために、加入金を払っているので、まるまるプラスではないが、ありがたい話である。保険とはそんなものかも知れない。
小指の骨折の方は、医者によると90%は付いているとの説明だが、完全に元に戻ることはなく、関節が元のようには曲がらなくなっている。長い間まっすぐ固定していたためと思うが、そのままの状態で骨が付いてしまっているものと思われる。リハビリとして、指を曲げる運動をしているが、元通り完全に曲がるようになるのは無理そうである。左手の小指なので、日常生活にはあまり影響はない感じである。年も年なので、諦めている。「80歳の壁」の著者、和田秀樹先生も、「闘病」ではなく「共病」を薦めているが、まさにそんな思いである。病や老いについては、「闘うよりも手なずけて生きる」を薦めてくれている。怪我についても、病と同じで、障害をかかえたら、「まずそれを受け入れ、できることを大事にする」という心構えが必要だと心得ている。