五反田駅から徒歩約10分程度のところにある「ねむの木の庭」は、 上皇后美智子様のご実家である正田邸跡地の一部を整備し、2004年に品川区立の公園として開園。 美智子様が、高校時代に作られた詩「ねむの木の子守歌」から由来し、公園の名前は「ねむの木の庭」となったようである。小さな公園であるが、美智子さまゆかりの樹木や歌の中で詠まれた樹木や草花約50種が植えられており、四季折々の表情が楽しめる。公園中央のシンボルツリー「ねむの木」は6月中旬頃に可憐な花を咲かせる。鮮やかなオレンジ色のバラ「プリンセスミチコ」は美智子さまが皇太子妃時代にイギリスのバラ育種会社から捧げられた品種で、春と秋に見頃を迎える。
例年、春のプリンセスミチコはゴールデンウィーク頃に満開となるが、今年は5日の段階では何輪かは満開の咲き誇っていたが、まだ2-3割程度で、多くは蕾状態であった。また、9日にも卓球で総合体育館に行きがてら、再度庭園まで足を延ばしてみたが、花の数がかなり増えほぼ満開状態であった。このバラの色合いは大変鮮やかなので、十分見応えがある。いつ見に行ったらいいかの情報がほしいところであるが、ネット上にも、桜の満開情報のようなバラの見頃情報がないのが残念である。小さな庭園であるが、綺麗に整備されているので、気持ちよく各種の花を楽しむことができる。特に、一番有名な「プリセスミチコ」については、是非とも見頃情報を案内してほしいので、区の観光協会にはもっと頑張ってもらいたいところである。
写真は5月9日のプリンセスミチコ