平成湘南日記...一語一絵

あせらずゆっくりのんびりと
花とニャンコとクッキング
時々俳句とデジ散歩
自称カメラ小僧の気まぐれ風まかせ日記

根深汁とメジロ

2008-02-09 14:09:43 | 今日の事
太平洋側でも広範囲に雪予報の今日、朝から曇り。
こんな時にはアツアツの味噌汁が...という話から、それじゃあそいつを作って見やしょう、と私。
池波正太郎の「剣客商売」でよく登場する“根深汁”をひとつ。
ネギ一本分をぶつ切りにしだし汁で煮て程よいところで火を止め味噌(信州白味噌が最適、と言われるが今日は仙台味噌)を溶き入れ更にひと煮立ちさせて完了。
このあっけないほどの簡単さと、葱だけといういさぎよさがいかにも江戸っ子好みでよい。
そして本当は葱だけなのだが、奥さんは味噌汁というと具沢山好みなので、妥協策として豆腐も入れる。


そしてイワシの丸干しとスクランブルドエッグとキムチ。(画像なし)
これが今朝の朝餉のメニュー。


前の畑の梅の木に、ヒヨドリやホオジロが次々と現れては飛び立つのを見ながらアツアツを頂きました。




立春を過ぎて暦の上ではもう春の今、根深汁は冬の季語ですが。

老夫婦いたはり合ひて根深汁 (高浜虚子)
野鳥来て朝餉に熱き根深汁 (東小路楓山人)

※東小路楓山人・・・ご想像の通り、食いしん坊の私がかの「北大路魯山人」にあやかって付けた俳号です。(^^ゞ
フルネームだとちと長いので、楓山人だけにしているということ。


野鳥を見ながら「そうだ、こまちさんのBlogにあったように、庭にみかんを切って置いておいたら鳥が来るね」
と、庭のフェンスのところにみかんを二つに切ったのを取り付け、カメラを用意して待機。
しばらくすると前の梅の木でヒヨドリが、しきりにこちらのみかんを窺っている様子。


さらに待つこと15分ほど。
突然メジロがヒヨドリを差し置いてみかんを啄ばみに飛来。


梅の木ではないので風情に欠けるかも分かりませんが、こまちさんと同じ状況になりました。
猫のBooは盛んに口をパクパクさせ小声で「ヵヵヵ...」
それが可笑しくて、小声で「ブー、鳥が来たね~」と声をかけるとまた「ヵヵヵ...」
鳥は可視範囲が広いから当然家の中は十分に見えているはずなのにみかんを啄ばむこと5~6分。
メジロはあまり人間を怖がらない様子。
ここの他にも楓の枝にもみかんを刺しておいたのが2時間もすると実が殆どなくなってました。


メジロ
 和名  メジロ
 英名  Japanese White-eye
 学名  Zosterops japonica
 綱  鳥綱
 目  スズメ目
 科  メジロ科
 全長  12センチ
 主な体色  ウグイス色
 鳴き方  チーチュルチーチュルチチルチュルチー
 嘴(くちばし)の形状  細い
 嘴の色  黒色
 脚色  黒色
 群になる
目のまわりの白いフチドリが特徴。
体色が黄緑色でウグイスとまちがえ勝ち。
ウグイスはやぶの中にいて、なかなか姿を見せないが、メジロは椿などの花の蜜が好きで、よく人前にあらわれる。