平成湘南日記...一語一絵

あせらずゆっくりのんびりと
花とニャンコとクッキング
時々俳句とデジ散歩
自称カメラ小僧の気まぐれ風まかせ日記

七草粥

2010-01-07 15:02:32 | 季節のこと
七草(ななくさ)とは、
人日の節句(1月7日・注記参照)の朝に、7種の野菜が入った羮(あつもの)を食べる風習のこと。
本来は七草と書いた場合は秋の七草を指し、小正月1月15日のものも七種と書いて「ななくさ」と読むが、一般には正月7日のものが春の七草と呼ばれる。
現代では本来的意味がわからなくなり、風習だけが形式として残ったことから、人日の風習と小正月の風習が混ざり、1月7日に”七草粥”が食べられるようになったと考えられる。

芹(せり)・・・セリ(セリ科)
薺(なずな)・・・ナズナ(ぺんぺん草・アブラナ科)
御形(ごぎょう)・・・ハハコグサ(母子草・キク科)
繁縷(はこべら)・・・ハコベ(蘩蔞・ナデシコ科)
仏の座(ほとけのざ)・・・コオニタビラコ(小鬼田平子・キク科)
菘(すずな)・・・カブ(蕪・アブラナ科)
蘿蔔(すずしろ)・・・ダイコン(大根・アブラナ科)

以上、7種の野菜を刻んで入れた粥(かゆ)を七種粥(七草粥)といい、邪気を払い万病を除く占いとして食べる、と言うのが本来の意味。
また呪術的な意味ばかりでなく、御節料理で疲れた胃を休め、野菜が乏しい冬場に不足しがちな栄養素を補うという効能もあるとのこと。

中国でもこの日には「七種菜羹」(7種類の野菜を入れた羹(あつもの))を食べて無病を祈る習慣があったそうです。


なので、我が家でも今朝は七草粥(材料は生協です)を頂きました。
今朝は、私は制作には関わりませんでした。

<七草粥となます(膾)>
なますは、ニンジンとダイコン。
羹(あつもの)は吸い物と言った意味ですが、粥もこの一種と言えます。
“羹に懲りて膾を吹く”という諺があるので、取り合わせとしては面白い?


※注記)人日の節句
3月3日、5月5日など、同じ数字が並ぶ5節句の中の唯一の例外が、1月7日の人日(じんじつ)の節句。

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6 コメント

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Unknown (magic-days)
2010-01-08 08:27:30
ハクセキレイを見に来ましたら、
七草粥の事が詳しく書いてありました。
私めも、七草の事をアップしましたが、
こちらを拝見してからに、すれば良かったと
思いました。
何か間違えた事を書いてないか心配です。(笑
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七草粥 (Rei)
2010-01-08 10:59:12
七草粥も食べずパン&チーズを食べている私には、
邪気のほうで驚いて寄り付かないように
願いたいと思います。

“羹に懲りて膾を吹く”は一応知っておりますが、
お粥も羹の一種と知りませんでした。
ひとつ賢くなりました。 謝謝!
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ハクセキレイ、すぐです (fusan)
2010-01-08 13:58:16
magic-daysさん
七草のこと、特に間違いとかはお書きになってなかったと思いますよ。
私の方はWeb検索で拾ってきたものがいくつかあるので、ネタ元が間違って無ければ、ということですが。

ハクセキレイは今日明日中にでもと思ってます。
済みませんでした。
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七草パン? (fusan)
2010-01-08 14:19:51
パン&チーズで邪気退散...う~む、これは新たな風習の始まり?
Reiさんの物事にとらわれない自由な生き方、というか考え方はいつもながら感心してしまいます。

羹は肉や野菜を煮た熱い汁物、という意味でお粥もその範疇だそうですね。
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七草 (ryo)
2010-01-08 15:48:41
私はお粥大好きなのですが
同居のnappoがお粥がダメなので、七草粥は
最近はとんとご無沙汰です。
母と住んでた頃は食べてました。独特な美味しさがあり
大好きでしたが、最近スーパーで売ってる七草は
インチキでびっくり~「白菜、春菊、水菜」とかも
入れてありましたよ...。
やはり、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ~~と昔、覚えた通りに入れて食べたいです(^-^)
写真~~美味しそう!!
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本物のお粥って (fusan)
2010-01-08 20:31:49
ryoさん
「白菜、春菊、水菜」、それはそれでいいですけれど、七草セットとしては明らかに正しくないですね。
でもこれも、時代の流れでしょうか。

nappoさん、お粥のどういったところがダメなのでしょうね。
一度、本当に美味しいお粥を召しあがったら、変わるかも分かりませんよ。
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