落語昭和の名人決定版 2009年5月26日号/八代目 林家正蔵(彦六)
・中村仲蔵
・鰍沢
・あたま山
<『あたま山』のあらすじ>
ある男がサクランボを種ごと食べてしまったところ、種が男の頭から芽を出して大きな桜の木になる。
近所の人たちは大喜びで男の頭に上って、その頭を「あたま山」と名づけて花見で大騒ぎ。
男はうるさがって苛立つあまり桜の木を引き抜いてしまったので、頭に大穴が開いた。
ところがこの穴に雨水がたまって大きな池になり魚が棲みつく。
近所の人たちが船で魚釣りを始める。
昼は子供たちが、夜は大人たちが船遊び。
これが毎日毎日続き、以前にも増しての大騒ぎ。
ほとほと弱り果てた男は、自分の頭の池に身を投げて...。
という、とてもシュール(非現実的)な噺。
ついでに先代林家正蔵がこの「あたま山」のマクラに使った同じくシュールな小咄。
お日さまとお月さまと雷さまが旅をした。
翌朝お日さまとお月さまは雷さまを置いて先に出立した。
遅くなって起きだした雷さまは「月日のたつのは速いものだ」
そこで、宿の女中さんは「雷さまはいつお立ちになりますか?」
と聞くと雷さまは「夕立ちにしよう」
雷の坊やがおもちゃのたいこを持って、コロコロピカピカ、といい調子で鳴らしていたら雲の切れ間から下界へ。
落ちたところが竹林の虎の上。
虎が吼えたり噛みついたりしたので、雷の坊やは空に向かって「とうちゃん、ふんどしがいじめるー」
竜は雨や雲を呼ぶと言われる伝説架空の生き物。
ある夏、暑さ続きで困った人たちは竜神さまに雨乞いをした。
願いを聞き入れた竜神さまは夕立ちを降らせた。
喜んだ村人は、「夏の暑さを夕立ちで涼しく出来るのなら、冬もどうにかして暖かくしてもらえるだろうか」といったら、竜神さまは「冬は息子の子竜(コタツ)を使わす」
以上、お後がよろしいようで。
・中村仲蔵
・鰍沢
・あたま山
<『あたま山』のあらすじ>
ある男がサクランボを種ごと食べてしまったところ、種が男の頭から芽を出して大きな桜の木になる。
近所の人たちは大喜びで男の頭に上って、その頭を「あたま山」と名づけて花見で大騒ぎ。
男はうるさがって苛立つあまり桜の木を引き抜いてしまったので、頭に大穴が開いた。
ところがこの穴に雨水がたまって大きな池になり魚が棲みつく。
近所の人たちが船で魚釣りを始める。
昼は子供たちが、夜は大人たちが船遊び。
これが毎日毎日続き、以前にも増しての大騒ぎ。
ほとほと弱り果てた男は、自分の頭の池に身を投げて...。
という、とてもシュール(非現実的)な噺。
ついでに先代林家正蔵がこの「あたま山」のマクラに使った同じくシュールな小咄。
お日さまとお月さまと雷さまが旅をした。
翌朝お日さまとお月さまは雷さまを置いて先に出立した。
遅くなって起きだした雷さまは「月日のたつのは速いものだ」
そこで、宿の女中さんは「雷さまはいつお立ちになりますか?」
と聞くと雷さまは「夕立ちにしよう」
雷の坊やがおもちゃのたいこを持って、コロコロピカピカ、といい調子で鳴らしていたら雲の切れ間から下界へ。
落ちたところが竹林の虎の上。
虎が吼えたり噛みついたりしたので、雷の坊やは空に向かって「とうちゃん、ふんどしがいじめるー」
竜は雨や雲を呼ぶと言われる伝説架空の生き物。
ある夏、暑さ続きで困った人たちは竜神さまに雨乞いをした。
願いを聞き入れた竜神さまは夕立ちを降らせた。
喜んだ村人は、「夏の暑さを夕立ちで涼しく出来るのなら、冬もどうにかして暖かくしてもらえるだろうか」といったら、竜神さまは「冬は息子の子竜(コタツ)を使わす」
以上、お後がよろしいようで。
なんて洒落が効いた小話でしょう。
2つ目のお話が、スケールが大きくて好きです。
オチも良いですね。
ニタついて読んでしまいました。
お好きなんですか?
私も先日「ブラシの木」撮って来ました。
何かの折に載せたいと思います。
私、古典落語鑑賞が趣味なので、このような小咄が好きですね。
「ブラシの木」この燃えるような赤が凄くインパクト有りますね。
magic-daysさんのブログアップ楽しみにしてます。
有難うございました。
最近購入が滞りがちです。10巻がでてるのですね~。
さすが!と笑わせていただきました小咄(^-^)
「月日がたつのは早い」というくだりはさすがです。
やはり落語は良いですねえ~
さて、我が家も自家製春巻きを作ります。
春雨や筍、きくらげなども入れますが美味しいですよ(^-^)
でも26巻で完結なのでまだまだですね。
ryoさんはどんな時に落語を聞きますか?
私は、夜聞きながら寝るのですが、最後まで聞く前に眠っちゃいます。
つまり睡眠薬代わりに...副作用の心配は全く有りません。
ryoさん作の春巻き是非拝見させてください。