Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

奥多摩、笹尾根から三頭山 登山

2013年03月27日 | 山歩き

 

 

平成25年3月26日(火)  天気=晴れ

 

07:50数馬上登山口→ 09:09~16西原峠→ 09:19~27槇寄山→ 10:41~43大沢山→ 1047~52三頭山避難小屋→ 11:08~12:03三頭山→ 12:14~16三頭ノ大滝分岐→ 12:46~53三頭ノ大滝→ 13:38数馬上登山口

 

 早春の奥多摩、三頭山へ妻と二人で歩いて来た。目指す奥多摩の山々は淡く雪化粧しており、昨日の雨は標高の高い所では雪になっていたようだ。東京都最奥、檜原村の数馬バス停先の空き地に車を停める。

 登山口の駐車場

 空き地の看板に「無断駐車は1万円」と書かれており、そんな大金請求されたら大変だから駐車場主の旅館「山城」へ支払いに行く。笑顔の感じが好ましい娘さんが応対し駐車料金500円を払った。今日は朝から気分がいい。楽しいハイキングになりそうだ。

 数馬から笹尾根の槇寄山に向かう登山道は、最初こそ急だが後は歩き易い緩やかな道が続く。途中から序々に雪道に変わってきた。青空の下冷たい大気が熱った身体に心地よい。

 槇寄山へ向かう登山道

 約1時間20分で笹尾根上の西原峠に着いた。その少し先にある槇寄山(1188m)からは富士山方面の眺めが素晴らしい。此処からは三頭山目指し笹尾根を伝って行く。尾根の雪道には単独行者の足跡が残されている。靴の大きさと歩幅から、健脚な男性のようだ。

 槇寄山山頂

 槇寄山から富士山方面

 緩やかな尾根も大沢山が近づくにつれ傾斜の度を深めてきた。荒い息を弾ませ急坂を登って行くと、右から尾根が合わさってきた。右の尾根伝いに三頭の大滝へ分岐する道があった。

 その分岐点から約100m標高を上げた所が三頭山前衛の大沢山(1480m)、背の低い樹木に囲まれ展望はあまり良くないが、標高の大して変わらぬ三頭山は目前に見える。

 大沢山山頂

 大沢山から一旦降った鞍部に都が建設したウッディ調の避難小屋があった。屋内はきちんと整頓され、綺麗かつ立派な造りで一寸泊ってみたくなった。小屋から階段状に整備された登山道を15分程登って三頭山(1531m)に到着した。

 三頭山避難小屋

 流石に奥多摩三山の最高峰で人気の山、山頂には十数名の人々が屯してにぎわっている。我々もたった一つ空いたベンチを占有してコンロでお湯を沸かす。カップ麺とパン・コーヒーで昼食とする。簡素な食事でも山の展望と清涼な空気の中では何でも美味い。

 三頭山山頂

 三頭山から雲取山~鷹巣山方面

 

 山頂からは南に富士山方面、北に雲取山~鷹巣山へ続く石尾根の展望が得られる。いつの間にか団体さんが去り我々だけが残された。去り難い思いだが我々も山頂を後に来た道を降る。

 避難小屋手前まで戻って左折し、三頭ノ大滝へ降る道へ入る。大滝へ続く沢沿いの下山道は良く整備されて大変歩き易い。先に降った団体さんに追いついた所が三頭ノ大滝だった。吊り橋や休憩舎が整備され以前来た時に比べすっかり様変わりしている。

 三頭ノ大滝(写真は貧相ですが、実物はもっと立派です。)

 大滝までは都民の森駐車場から遊歩道も伸びており、もう観光地の領域だ。我々は遊歩道を離れ、登山道沿いに降って行く。しばらくすると奥多摩町と檜原村を繋ぐ奥多摩周遊道路に出た。

平日の今日はさして交通量も無いが車道を歩く気はせず、秋川源流沿いに続く歩道を降って行く。時折車のエンジン音が聞こえるものの沢音が奏でるこちらの道の方がはるかに好ましい。再び周遊道路に出た所は数馬集落の一角で、藁葺き屋根の宿等が建つ集落を見物しながら降って、車のある登山口に戻った。

 数馬集落の藁葺き屋根の立派な旅館

 その後、小菅村にある日帰り温泉「小菅の湯」で山の汗と疲れを流し、夕刻我が家に帰宅した。今年初めて妻と二人の登山だったが、天気に恵まれ新雪に足跡を刻みながらの山歩きはとても気分が高揚して、出掛けて来てよかったなとつくづく満足の一日でした。

 

 

 

コメント
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