8月26日(水)
目標であったペテガリ岳とカムイエクウチカウシ山を登頂できたので、フェリーに乗って本日我が家へ戻ってきた。
昨日10時半に小樽港を出航する時は見事な快晴で、「こりゃ優雅な船旅が楽しめるワイ。」と、サロンのソファーに寝そべり缶ビールを飲みつつ離れ行く北海道の風景を優雅に眺めていたのだが、夕食時辺りから船の揺れがだんだんと大きくなってきた。
実はこの頃台風15号の影響で日本海は大荒れになっており、深夜になると揺れは増々ひどくなった。波がぶち当たる「ザパーン」という音や船体が軋むような「ギギー」という音が絶え間なく鳴り響く。
乗船した「らいらっく号」は1万8千トンの大型船だから沈没の心配等無かろうに、小心者の私はタイタニック号の悲劇や先日起きたフェリー火災事故等を思い浮かべ、不安な思いで中々寝付かれぬ夜を過ごした。
その荒波も夜半過ぎには弱まりホッと安堵した。朝方6時到着した新潟港は昨日の小樽とはうって変わり寒々とした雨の中だった。まるで「楽しい旅が終わり、明日から又平々凡々の日々が始まるなあ。」と嘆く私の心情を反映してるかのようだ。
昨日出航時の小樽港
今朝到着時の新潟港