Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

日高山地、アポイ岳登山(詳細)

2015年08月30日 | 山歩き

8月16日(日)     天気=晴れ

10:10アポイ岳登山口駐車場→ 10:50三合目→ 11:13~26五合目避難小屋→ 11:50~55馬の背→ 12:23~52アポイ岳→ 13:18馬の背→ 13:37~48五合目避難小屋→ 14:00三合目→ 14:34アポイ岳登山口駐車場

 

 アポイ岳は険しい日高山地の中では珍しくハイキング気分で容易に登れる山です。又固有種の花が多い事でも有名だそうです。北海道へきて11日目になるが、朝から青空何て今日が初めてだ。

 昨夕北海道へ来た妻と共に様似町の登山口へ向かう。登山口には公営の宿「アポイ山荘」やビジターセンター、キャンプ場等の施設が整っており、まるでリゾート地のような感じ、駐車場も広くて清潔なトイレもあった。

 広々とした登山者駐車場(左の建物がトイレ)

 準備を終えてAM10時過ぎに出発する。登山道入り口には「熊出没注意」の大きな看板が立っており、北海道の山は何処へ行っても熊の恐怖から逃れる事はできない。遊歩道のように幅広な道が樹林帯の中を緩やかに続く。所々には二合目、三合目と標識が立ち一緒に大きな熊避けの鐘も設置されているから、その鐘を鳴らしながら歩いて行く。

 登山口の「熊出没注意」立て看板

 緩やかな登山道

 三合目の標識と鐘

 四合目辺りからようやく傾斜が強まり登山道らしくなってきた。四合目を過ぎた地点で新道が合流する。この道は崩壊しているようで通行止めのテープが張られていた。出発して約1時間程で小さな避難小屋が建つ五合目に着く。此処は展望も効き、丸いアポイ岳の山頂が見えた。又太平洋を望む日高の海岸線が雄大だ。

 通行止めとなった新道合流点(右側が新道)

 五合目の避難小屋

 五合目から見たアポイ岳

 小屋の少し上から森林限界となり、七合目まで急登が続く。七合目~馬の背~八合目の間はアップダウンの少ない快適な尾根道、日高の山々や海岸線の眺めが素晴らしい。八合目からは山頂までは一気登りの急登が続く。

 七合目への急登

 馬の背付近の快適な尾根道(奥にアポイ岳)

 八合目を過ぎた辺りに自然保護ボランティアの男性が居て、通り過ぎる私に「今が熊がこの下の沢を駆け降って森の中に入ったよ。」と教えてくれた。しばらくその辺りを眺めていたが、熊が再び姿を現す事はなかった。

 登山道から吉田岳方面(下の斜面を熊が駆け降りた。)

 しばしの急登を頑張りアポイ岳(810m)に到着した。登山口から約2時間10分の登りだった。岳樺に囲まれて殆ど展望は無いけれど心地良い山頂だ。10名程のハイカーがそれぞれに寛いでいる。我々は30分程滞在した後下山を開始する。

 アポイ岳山頂

 往路を忠実に降って行くと、お昼を過ぎても次から次とハイカーが登ってくる。登山道が整備された低山だからであろうが「山を甘く見てるんじゃないか。」と思わずにいられなかった。

 山頂から下山の道

 午後2時半過ぎ、登山口に戻って来た。下山は約1時間40分のタイムだった。やっぱり登山は天気が良くなきゃ楽しくない。久々の山歩きだった妻にとっても程良い疲れのようだった。

  登山口近くにある公共の宿「アポイ山荘」に運よく空き室があったので、宿泊を申し込む。この宿が実に快適だった。お風呂は広々として眺めが良く、料理も地元の海産物を使い大変美味しかった。従業員の人も親切で、洗濯機と乾燥機を無料で使わしてくれた。料金も9千円程で納得のいく価格で、アポイ岳登山と併せてこの宿で宿泊すれば、きっと楽しい思い出になる事請け合いです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする