Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

奥多摩、三頭山

2017年08月14日 | 山歩き

8月13日(日)     天気=曇り後雨

 

08:40都民の森駐車場→ 09:03~06鞘口峠→ 10:00~22三頭山東峰→ 10:29~38三頭山西峰→ 10:58~11:00大沢山→11:53~12:10三頭ノ大滝→ 12:30都民の森駐車場

 

 先月の雲取山以降しばらく登山をしていないので、久し振りに山を歩きたくなった。高速道路で行くような所は渋滞に巻込まれるだろうし、一般道で簡単に行ける奥多摩の三頭山を登る事にした。

 早朝に出発し7時半には奥多摩湖畔の奥多摩周遊道路に着いたが、8時までは通行止めなので、30分程ゲートで待たされた。8時過ぎゲートが開通すると都民の森目指して車を走らせるが、標高の高い山道は霧で霞み背後からツーリングのバイク族から急き立てられるので、けっこう緊張のドライブだった。

 朝の都民の森駐車場

 今日都民の森では山の日のイベントを開催するようで駐車場はかなり賑わっていた。準備を終えると鞘口峠に向って出発する。少し上にある森林館までは車道を歩く。森林館前では模擬店を準備等が行われていた。お昼過ぎには、登山家の今井通子さんの講演があるそうだ。

 都民の森、森林館

 森林館の少し先から登山道に変る。先程までの喧騒が嘘のように静かな道になった。人出の少ないのはパッしない天気のせいもあるのだろう。鞘口峠にはアッケなく着いた。此処を左に曲り三頭山へと向かう。

 鞘口(サイグチ)峠

 峠からはけっこう急登が続く。途中で中高年夫婦と子供2人のグループを追抜く。大人より子供達の方が元気そうだ。さして暑くはないが蒸し風呂にいるようで汗が中々止まらない。久し振りに山を歩く妻は苦しそうだ。この一帯は都民の森の領域となり、植生の取説看板や案内標識が過剰な程設置されている。

 三頭山へ向かう登山道

 親切な案内看板や標高が書かれた標識

 山頂間近になると緩やかな道となり、涼やかな風も吹いて心地よくなった。「東峰へ」と書かれた標識の所で右に曲り、僅かに登ると三頭山東峰(1527m)の頂上だった。一角には展望台デッキが設置されているが、霧の中真っ白な中何の展望も無かった。

 三頭山東峰山頂

 山頂の展望台デッキ

 三頭山の名のとおり三頭山には三つのピークがあり1531mの中央峰が一番高い。その中央峰を通過して着いた西峰(1525m)には立派な山頂標識が建ち、展望も良いので一番山頂らしい雰囲気の所だ。

 三頭山西峰山頂

 休む場所もあんまり無いので、長居はせず山頂を後にする。階段を降った鞍部に三頭ノ大滝への下山道が左に分岐しているが、此処を降るには時間が早過ぎるのでそのまま直進する。

 分岐から僅かに登った所に三頭山避難小屋が建っている。金持ち東京都だけあって別荘と見間違う洒落たウッディ建築だが、室内は黴臭くて泊りたいという気にはならなかった。

 三頭山避難小屋

 避難小屋から少し登った所が大沢山(1482m)、尾根道の通過点といった感じで、目立たぬ山頂だ。大沢山からしばらく降った地点に、三頭ノ大滝への下山道が左へ分岐していた。此処を左折して降って行く。この頃から雨がポツポツ降り始めた。行き交う人の少ない静かな道を緩やかに降り、鋭角に左折する地点を過ぎると沢音が大きくなってきた。最初は樹林に遮られていた雨粒がだんだんと身体を濡らすようになった。沢に降立ち雨から逃れるように慌ただしく降り三頭ノ大滝の休憩小屋に着いた。

 大沢山山頂

 三頭ノ大滝分岐

 小屋にはハイカーや滝見物の人達が大勢雨宿りしており、我々も片隅で休憩する。小屋からは快適な遊歩道が通じているので森林館まで傘を差してノンビリと歩いた。強い雨で人出が少ないせいか森林館前の模擬店は開店休業状態でチョット気の毒な感じがした。

 三頭ノ大滝から森林館へ向かう遊歩道

 駐車場に戻ると、小菅村営の日帰り温泉「小菅の湯」へ車を走らせる。お昼過ぎ到着した小菅の湯は大混雑状態で場内の駐車場は満杯、我々は100mほど離れたグランドの駐車場に車を停めさせられた。

 雨の都民の森駐車場(ほぼ満車状態だ)

 これでは温泉も芋の子洗い状態かと思ったが、浴場はそれ程の混雑でも無く、久し振りの温泉で充分寛ぐ事ができた。今週末から日食見物の為米国へ旅行する予定だが、その前に日本の山と温泉を堪能できて良い一日を過ごせた。

 

 

コメント
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