グレッシャーポイントからハーフドームヴィレッジまで
09:26トレイルスタート地点→ 10:47~11:03イリュエット渓谷(鉄橋)→ 13:04Johan Muir分岐→ 13:33~44Clark Point(分岐)→ 14:15Mist Trail分岐→ 15:02ハーフドームヴィレッジ
ヨセミテ渓谷二日目、爽やかな朝を迎えた。朝食後昨日来た道を逆戻りし、ヨセミテ随一の景勝地「グレッシャーポイント」へ向かう。山火事の残り火が燻ってるのかヨセミテの空は青っぽく霞んでいる。
爽やかなヨセミテ渓谷の朝
トンネルビューからヨセミテ渓谷の眺め(山火事の残り火で煙って見える。)
延々と山道を走り9時頃グレッシャーポイントの駐車場に着いた。駐車場にはトイレや小さなホテルがあり、多くの人々が見物に訪れていた。見物人には中国人らしきグループもいて、その中の男女が結婚衣装を身に纏っていた。この景勝地で結婚式をあげるらしい。
グレッシャーポイントの駐車場(中国人?の結婚式に向かう男女)
駐車場からしばらく歩くと東屋が在り、その少し先の断崖絶壁の突端がグレッシャーポイントだった。絶壁から見下ろすと1千m真下に我々が泊るハーフドームヴィレッジが見えた。ヨセミテの象徴ハーフドームはここから見るのと実にカッコ良い。
1千m真下にハーフドームヴィレッジが見えた。
グレッシャーポイントからハーフドーム
同じくヨセミテ滝
皆で記念の写真を撮った後、 I さんは単独でセンチネルドームを登り車で宿泊地へ戻る事になった。残る奥さんのE子さんと我々夫婦の三人は、これからパノラマトレイルのトレッキングに出発する。
展望台で記念写真
グレッシャーポイントから少し戻った所に約14キロに及ぶパノラマトレイルのスタート地点がある。道は良く整備されており、イリュエット渓谷までは緩やかに降って行く。陽射しは強いが湿気が無くて爽やかな気候だ。
パノラマトレイルのスタート地点
幅広く快適なトレッキングコース
コース途中からハーフドーム
もうじきイリュエット渓谷
約1時間20分程歩いてイリュエット渓谷に降立った。花崗岩の幅広い渓流に鉄橋が架かっており、そこを渡って川辺で休憩する。この辺りは緩やかな流れだが、下流には長大な滝があるから川を降る事は不可能だ。
イリュエット渓谷の流れ
渓流を通過すると緩やかな登り坂が続く。この辺りから行き交う人が増えてきた。中には重荷を背負って登る若い単独の女性も居て、思わず激励がてら「ハブ・ア・グッディ」と声を掛けた。彼女も「サンキュー・ユー・ツー」と笑顔で応えてくれた。そして日本人らしき数名の若い男性が来たので「日本人ですか?」と声を掛けると、「ソーリー・ウイ・アー・コーリアン」と英語で応えた。彼らも感じの良い人達だった。
イリュエット渓谷を越え、登り詰めた最高地点付近
巨木を切断した所を通過
登り切った最高地点で休憩する。ここからハーフドーム、リバティーカップの岩峰や水量豊かなネバダ滝の眺めが素晴らしい。最高地点から緩やかにその後ジグザグに降ると、Johan/Muirトレイルが左に分岐していたので我々も左へ曲がってその道を降る。
最高地点付近からネバダ滝(右)とリバティーカップの岩峰(左)
リバティーカップ(右)とハーフドーム(左奥)
しばらく降ると道が左右に分岐するClerk・Pointで、ここで一息入れた後左に曲って断崖を削って造られた道を通り、その後何度もジグザグを繰り返して降りマセード河畔に降立った。ここからはマセード川左岸の快適な道を緩やかに降るとやがて車道に達し、そこに巨大な給水タンクがあった。
ネバダ滝が大きく見える。
断崖を削った道
Clerk Point 手前からネバダ滝
Clerk Point
Clerk Pointからネバダ滝とリバティーカップの岩峰
この辺りはやたら虫が纏わりついて煩い。やがて公園内を走る無料のシャトルバス停留所に着いたが、バス待ちの人が多かったので我々は残り約1キロを歩いて午後3時過ぎハーフドームヴィレッジに戻り着いた。パノラマトレイルを出発して約5時間半の道程は中々良いペースだったと思う。
巨大な給水タンク
シャワーを浴びたてサッパリした後、今日もスーパーで飲み物や食料を調達し屋外のテーブルで夕食をとった。程良い疲れに喉越しのビールが実に美味で、これで日本みたいに温泉があったら言う事無いんだけどなあ何て思ったりした
混雑するスーパーの内部