Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

日本三百名山回顧№15、北海道、オプタテシケ山(3百名山)

2017年09月15日 | 三百名山回顧

 平成24年8月7日(火)   天気=曇り時々雨           

06:51美瑛富士登山口→ 10:39~11:27美瑛富士避難小屋→ 13:30~45オプタテシケ山→ 15:45美瑛富士避難小屋(テント泊)

 大雪山から十勝岳へ連なる中間地点に位置するオプタテシケ山は地味な山域で、三百名山の一ツで無ければ登る事は無かっただろう。美瑛富士登山口への林道は2キロ程手前の入り口が施錠されている為、地元営林署に電話を掛け鍵ナンバーを教えてもらって通過する事ができた。

 登山口は数台の車が駐車でき、ここから歩き始める。最初は緩やかな歩き易い道だったが、途中の天然公園と呼ばれる一帯はゴロゴロした岩に木の根が絡む道でそれが雨に濡れて滑るので苦労しながら登った。

 登り始めは緩やかな道

 岩と木の根が絡む嫌らしい道

 だんだん標高が上げると美瑛富士と石垣山の合間の沢筋を登るようになり、やがて乳白色のガスの中に美瑛富士避難小屋が現れた。小屋の周囲がデント場で沢水も流れている。

 テントを設営

 まずテントを設営し、軽い食事を取った後、荷物を軽くしてオプタテシケ山へ向う。稜線まで登ると道が左右に分岐し、右は美瑛富士への道で我々は左へ曲がる。分岐から一登りで石垣山(1822m)のピークだが全く展望無し、次のピークベベツ岳(1860m)を越えて降る途中浮石を踏んで転倒した。右手と膝がかなり出血し機敏に対応できない自分が情けなかった。

 ベベツ岳山頂

 オプタテシケ山まではかなり長い登りが続き、霧の中から山頂標識が見えた時にはホッと安堵した。地図にオプタテシケ山(2013m)はトムラウシや十勝岳の眺めが良いと書かれているが、乳白色の世界で全く展望は無いので、記念の写真を撮って早々に山頂を後にする。

 オプタテシケ山への登り

 山頂間近の道

 オプタテシケ山山頂

 雨に濡れないだけ良かったが帰りの道も霧の中で、石垣山を越え右折して避難小屋へ行くべき所を通り過ぎ、危うく道を間違えそうになった。テントに戻るが小雨が降ったり止んだりの天気だったので、空いてたら小屋へ泊ろうかと思い覗いてみると、既にツアー登山の団体で小さな小屋は満杯になっている。緊急避難施設なのに我が物顔で占有する彼らに少しむかついた。

 翌朝は見事な快晴だった。雲上の稜線を歩いて美瑛岳(2052m)まで登ったが、素晴らしい展望に感激した。昨日登ったオプタテシケ山も今日はクッキリ見渡せてあの尾根を歩いたんだなあと思いを新たにした。

 快晴の朝(奥の山は美瑛岳)

 雲上の道(遠くの山は石狩岳やニペソツ山)

 美瑛岳の登り

 美瑛岳山頂

 山頂にて

  山頂から十勝岳

 山頂からオプタテシケ山方面(左手前が美瑛富士、右奥がオプタテシケ山)

 翌朝のテント場

 美瑛岳を降りテントを撤収して下山すると山麓の白銀温泉で登山の疲れと汗を流した。今回はオプタテシケ山が目的の登山だったが、正直なところ美瑛岳の方が遥かに印象深い山であった。

コメント
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