Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

8月25日(金) ヨセミテ公園ノースドームトレッキング

2017年09月11日 | 米国旅行

Porcupine Creek駐車場→ ノースドーム→ インデアンロック→ Porcupine Creek駐車場

                         天気=晴れ

 

10:17Porcupine Creek駐車場→ 11:15Lehamite Creek分岐→ 11:57インデアンロック分岐→ 12:15~13:03オーバールック(ビューポイント)→ 13:30~35ノースドーム→ 13:58オーバールック→ 14:10インデアンロック分岐→ 14:20~45インデアンリッジ→ 14:53インデアンロック分岐→15:20~23Lehamite creek分岐→ 16:06Porcupine Creek駐車場

 

 

 南に見えるグッレッシャーーポイントと相対するように、ハーフドームヴィレッジから北に見える丸いピークがノースドームで、今日はそこを目指してトレッキンングをする予定だ。

 ハーフドームヴィレッジからノースドームを望む。

 スタート地点のPorcupine Creek駐車場まで、タイオガロードという名の山岳道路を延々と車を走らせる。途中フト給油警告マークが点滅するのに気付いた。このままじゃ燃料切れになってしまうので止む無く給油の為ガソリンスタンドまで戻ったが、これで時間をだいぶロスしてしまった。

 トレイルのスタート地点

 Porcupine creekからトレッキングを開始したのが10過ぎ、最初は樹林帯の中を緩やかな歩道が続く。景色が見える訳でも無く退屈だが快適な道だ。途中2本の小川を渡る。こんな乾燥した気候なのによく涸れないもんだと思う。これらのセセラギも最後は滝となってヨセミテ渓谷へ流れ落ちる。

 トレイルを緩やかに降って行く。

トレイル沿いの小川

 1時間程歩いてLehamite creek分岐に着いた。ここを左に曲ってノースドームへの道に入る。インデアンロックの分岐まで緩やかな登りが続く。山火事が遺した煙が燻るようにヨセミテ一帯を覆い、何となく息苦しい感じだ。インデアンロック分岐に着いたのはお昼頃、この時点でノースドームまで行くのは時間的に難しくなった。

 Lehamite creek分岐

 インデアンロック分岐への登り

 インデアンロック分岐付近

 ノースドーム方向へしばらく行くとオーバールックというビューポイントに着いた。眺めも良いしここでランチタイムとする。ハーフドームが昨日のグレッシャーポイントとは又違った形で素晴らしい景色だが、山火事の煙のせいで半透明ガラスを透かして見るような眺めなのが些か残念だ。

 分岐からオーバールックへ向かう。

 オーバールック

 オーバールックからハーフドーム

 食事を終えると「俺達はノースドームへ行くのは止めてここから引返し、インデアンロックを登る事にする。Fさんの脚なら大丈夫だから一人でノースドームまで行って来なよ。」と I さんが言ってくれた。私もピークにそれ程執着があった訳では無いが、有難く好意に甘え一人でノースドームへと向かった。

 オーバールックからノースドーム

 オーバールックより標高の低いノースドームまでは長い降りが続く。勢いに任せて駆けるように降って行ったら、丸いピークの断崖で行き詰ってしまった。ノースドームは一つ左側の尾根だ。

 間違えた尾根からノースドーム

 何処か降り口は無いものかと探しつつ来た道を戻って行くと、岩場のクラック沿いに薄い踏み跡があった。そこを強引に降り少し藪漕ぎをして進むと明瞭な道があり、そこから砂地の幅広い尾根を歩いてノースドームのピークまで僅かな距離だった。

 ノースドームピーク

 先着していた若いアベックが立ち去ったので誰も居ない静かなノースドームになった。ピークはバレーボールができそうな程広々としており、小さなケルンがあるだけで標識の類は一切無い。グレッシャーポイントと比べるとマイナーな感じだ。景色もヨセミテ渓谷を見下ろせるのが違うくらいで、オーバールックと大して変わらない。

 ノースドームからハーフドーム

 ノースドームからオーバールック方面

 記念の写真を撮っただけでノースドームを後にする。オーバールックまでは強烈な陽射しを浴びて辛い登りだったが、明瞭な道だったのでノースドームへの降りより速い時間で戻る事ができた。行きで道を誤った原因は途中の標識でV字状に左へ曲がらねばならぬのに、見落として直進してしまったからだ。

 砦のようなインデアンリッジ

 インデアンロック分岐まで戻ったが誰も居ない。岩の砦のようなインデアンリッジまで登って行くと、 I さんが一人岩の縁で休んでいた。疲れたのでインデアンロックへ向かった女性二人が帰って来るのを待ってるんだ。」との事、  I さんから貰ったグレープフルーツで喉を潤した後、インデアンロックへ向かう。するとその先で佇んでいる妻を発見、「道が判らなくなったので私は進むのを諦めたけど、E子さんが一人でインデアンロックへ向かった。」と言う。

 インデアンリッジの先で妻と合流

 確かにその先の道がハッキリしない。このまま進んでE子さんと行き違いになっても困るなあと思案していたら、E子さんが尾根下のトラバース道を戻って来たのでホッした。その後は四人一緒に来た道を戻って行く。Lehamite creek分岐からは緩やかだが登り道なので、スタート地点の駐車場まで思った以上に長い道程だった。

 Porcupine creekへ戻る道(Lehamite creek分岐付近)

 スタート地点の駐車場へ戻って来た。

 昨日歩いたパノラマトレイルに比べると、歩行距離は短かったものの今日の方がアップダウンも多くて若干キツイ感じがした。それに展望も見劣りする。それ故歩く人も少なかったのだろう。でも良い汗を流せて気分は爽快だった。

 帰りの車中から山火事の跡地(だいぶ緑が復活している。これも自然の摂理か)

 宿泊地へ戻りシャワーを浴びた後、妻と二人でハーフドーム内のレスランへ始めて足を踏み入れた。店内はとても洒落た雰囲気で、料理の品数も多くしかもトッピングできてどれも美味しかった。価格もそれ程高く無いのでこれなら毎晩来れば良かったなと少し悔やんだ。明日はもうサンフランシスコへ戻るだけなので、ノンビリ寛いでヨセミテ最後の夜を楽しんだ。

 ハーフドームヴィレッジのレストラン

コメント
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