3月18日(月) 天気=晴れ
07:51道の駅清川駐車場→ 07:57登山口(計画書投函ポスト)→ 08:06鹿柵入口→ 09:06~15物見峠分岐→ 09:43尾根分岐→ 11:07~11:43三峰山→ 13:00~12不動尻→ 13:50~14:02林道終点→14:41道の駅清川駐車場
圏央道が東名まで繋がったお蔭で、埼玉から丹沢山地へのアクセスが格段に良くなった。丹沢山地へはハイキングや沢登りで若い頃から訪れて主な山には殆ど登っているが、周辺部にはまだ未踏の山が幾つかある。三峰山もそんな山の一つで、暖かな陽射しの今日妻と二人で登る事にした。
早朝我家を出発し、圏央道の相模原インターで降りてカーナビの命ずるまま一般道を走り、7時半過ぎに清川村の道の駅清川に着いた。準備を整えると、此処から歩き始める。
清川村役場の所から歩き始める。
県道64号を北に向かって400mほど進んで左へ曲る。車道を少し歩くと右に分岐する急な道が、三峰山の登山口だった。登山口には登山用のポストがあり、此処に計画書を投函する。
県道64号から左へ曲がる。
登山口のポスト
畑の脇をしばらく進むと鹿避け柵があり、扉を開けて通過する。その先から山腹沿いの登山道が始まる。樹林帯で展望は無いが、緩やかで歩き易い道が続く。
畑の端を通る。
鹿避け柵の扉
緩やかな山腹沿いの道
登山口から約1時間程で、登山道の分岐に着く。右は物見峠へ向かう道で、我々は直進して稜線へ突上げる尾根道を登って行く。分岐から20分程で、物見峠から三峰山へ向う登山道へ合流した。
物見峠分岐
登山道から樹間越しに江の島が見えた。
登山道の合流地点
合流地点の標識には「三峰山は急峻で鎖場など多く経験者向きの山です。無理をしないで引き返す勇気も必要です。」と脅すような文句が書かれていて、チョット気持ちが引き締まる。
合流地点を左に曲って進み、しばらくは緩やかな尾根道が続く。時折樹林の合間から、丹沢山や蛭ヶ岳など丹沢の主要な山々が望まれた。登るにつれ足せ尾根の険しい道に変っていく。
三峰山へ向かう緩やかな尾根道
登山注意の標識
登山道から蛭ケ岳方面(中央奥の白い山)
逆V字型に削れた尾根
三峰山北峰の登りから三峰山辺りまでが今日のハイライトで、ハシゴや鎖場が次々と現れ、アクロバチックな道が続く。しかし鎖やロープがしっかり整備されているので、ボーッと歩いていなけりゃそれ程の危険は無い。でも雨や雪で滑り易くなったら一寸グレードは上がるだろう。
三峰山北峰への急登
同 上
鎖場とハシゴが続く道。
山頂直下のハシゴ場
合流地点から1時間20分程で三峰山(935m)に到着した。山頂は狭く展望はそれ程良く無い。登山者が休憩するベンチとテーブルもあって、我々が着いた時は中年の3人パーティと単独の女性が休んでいた。3人パーティは我々と入れ替るように山頂を去り、単独の女性と少し言葉を交わしたが、我々と同年輩の山慣れた感じの人だった。
三峰山山頂
30分程滞在した後、単独の女性に別れを告げ山頂を後にした。降りの道も中々急峻で、慎重に降って行く。山頂から30分程降った尾根の鞍部で、登山道が左右に分岐する。此処のベンチに先程の3人パーティが休憩しており、彼らは広沢寺温泉へ降るそうで、男性1名、女性2名の陽気な人達だった。
山頂から急な降り
唐沢峠分岐
我々は分岐を左へ曲って、滑り易い砂礫の道をジグザグに降って行く。やがて谷太朗川源流の沢に着き、そこから沢沿いに降って行く。分岐から40分程でテント場のような広場に着き、そこが不動尻であった。
谷太郎川源流に降る道
沢に降り立つ。
沢沿いの道
登山道が合流する不動尻
不動尻はミツマタの花の群落地で、黄色い花が鮮やかに咲き乱れていた。不動尻から広沢寺温泉へ向かう荒れた林道をしばらく降り、橋の手前で谷太朗川林道へ降る歩道が左へ分岐していた。
不動尻のミツマタの花の群落
不動尻からしばらく林道を歩く。
谷太郎川林道への分岐地点(左折する)
沢沿いに続く歩道を緩やかに降って行くと、谷太朗川林道終点の駐車場があった。舗装された林道を降って行くと、左手にマス釣り場あ営業しており魚を焼く煙が立ち昇っていた。
谷太郎川林道へ向かう沢沿いの道
同 上
谷太郎川林道終点の駐車場
林道沿いのマス釣り場
単調な林道を30分程降って行くと集落に達し、朝方登った登山口に戻ってきた。道の駅清川に着くと、車を走らせ藤野やまなみ温泉へ向かう。此処は公営で料金は大人700円(3時間まで)とリーズナブル、素朴な雰囲気で感じの良い日帰り温泉だ。
単調な林道を降る。
山麓の集落に着く。
道の駅清川の駐車場に戻ってきた。
藤野やまなみ温泉
風呂から上がり休憩室に横たわると何だか眠くなってきた。三峰山は1千mに満たぬ低山だが、けっこうハードな山だった。でもこの程良い疲れが心地よく満足感のある山歩きができた。