昭和55年5月19日(月) 天気=晴れ
安達太良山へ最初に登ったのは、40年近くも昔の話になります。この頃は夜行列車を利用して、よく一人だけで山へ登っていた。この時も夜行列車で福島駅まで行き、駅からバスで登山口の土湯峠へ向かった。歩き始めたのが土湯峠だったか野地温泉だったか、そこのところはハッキリしない。
安達太良山は幾つかのピークが連ねる連峰で、北から鬼面山(1482m)~箕輪山(1728m)~鉄山(1709m)~安達太良山(1700m)と縦走した。安達太良山は別名「乳首山」とも呼ばれている。山頂の岩峰が、山麓から眺めると乳房の上の乳首のように見えるからだという。
鬼面山から箕輪山方面
鬼面山?から吾妻連峰
この山行でも記録はアルバムの写真だけで、記憶はほとんど残っていない。そんな訳で登山情報として役立つ事は何も書けないが、展望が良くて天気にも恵まれたから心地よい登山だった事は間違いないだろう。
箕輪山から安達太良山方面
鉄山山頂
鉄山から安達太良山方面
鉄山~安達太良山稜線の西側直下は沼ノ平の噴火口跡地で、荒涼とした風景画印象に残っている。此処はその後火山性有毒ガスの為、登山者が死亡する事故があり立入禁止区域となってしまったのだが、その条例は今も続いているのだろうか。
沼ノ平噴火口跡
馬の背から安達太良山
安達太良山から鉄山方面
安達太良山の山頂を後にすると、長々と続く緩やかな道を東へ降って岳温泉のバス停まで歩いて降ったような気がするのだが、手前の奥岳の湯までだったか、そこのところもハッキリしない。
安達太良山山頂
岳温泉への下山道から安達太良山を振り返る
下山道から箕輪山(右奥)方面
この下山道は平成13年の11月に再び妻と歩いたけれど、その頃には中腹の薬師岳までロープウェーが運行しており楽々と降る事ができた。この時も好天に恵まれて快適な登山ができ、私にとって安達太良山はとても良い思い出が残る山と言える。
平成13年11月、安達太良山直下
同上、安達太良山山頂から沼ノ平