Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

日本三百名山回顧№61、福島県、大滝根山(3百名山)

2019年03月31日 | 三百名山回顧

平成25年7月3日(水)    天気=曇り時々雨  

08:13大越温泉跡地→ 08:32~36賽の河原→ 09:03~16大滝根山→ 09:37ブナ平→ 09:59仙台平登山口→ 10:10大越温泉跡地

 前日茨城県の八溝山を登った後、福島県滝根町の「星の村ふれあい館」という宿に泊った。この年は東北大震災からまだ2年後で、福島県では原発事故の影響で観光客が激減していた。だから此処へ来たのは、観光支援の一助にでもなればという気持ちが少しはあった。

 星の村ふれあい館は公営で、シンプルながら清潔な施設と広いお風呂があってとても快適な宿だった。朝食を済ました後に、大滝根山の登山口へと車を走らせる。登山口は大越温泉健康ランドという大型リゾート宿泊施設だったが、今は既に廃業し荒廃した建物と広い駐車場だけが残されており、その駐車場跡地に車を停める。

 登山口の駐車場(背後の建物は廃館となった大越温泉健康ランド)

 準備を終えて歩き始めようとした時に、雨がパラパラと降り始めた。こんな天気に嫌気が差したのか妻が「私登らないで、此処で待ってる。」と言った。三百名山踏破を目標に掲げる私に登らぬ選択枝は無く、単独で登る事にした。

 登りの道は沢沿いに進む霧島権現コースで、沢を詰めて急登をしばらく歩いて1時間程で大滝根山(1192m)の山頂へ着いた。阿武隈山塊最高峰でもある大滝根山だが、山頂部の大部分は自衛隊のレーダー基地で占められており、山頂は施設を囲む金網の傍にある。登頂してこれ程ガッカリした山も珍しかった。

 大滝根山山頂(背後は自衛隊レーダー基地)

 山頂の自衛隊レーダー基地

 下山はブナ平経由の緩やかな尾根を降ったが、新緑の香り漂う快適な道だった。登山口で待つ妻と合流すると、福島の緑豊かな田園風景の中をドライブしつつ帰宅の途に着いた。

阿武隈山地の東側には福島第一原発があったので、その頃は放射能汚染で復旧の目途も立たぬ深刻な状況だったが、阿武隈山地の西側は既に平穏な日常生活を取り戻しているかのように見えた。

大滝根山登山の詳細は当時のブログに掲載済みなので、下記をクリックしてご覧ください。

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