Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

日本三百名山回顧№76、日光、男体山(百名山)

2020年03月27日 | 三百名山回顧

 標高こそ日光白根山に譲るものの中禅寺湖畔に聳える男体山は日光を代表する名山で、関東平野のどこからでも眺める事ができます。その男体山へ最初に登ったのは、昭和54年10月14日(日)の事でした。

 中禅寺湖畔の二荒山神社から登り始めたのだが、現在は登山口の神社で500円也の入山料が徴収される。私が登った時代はそういう制度がなかったのか、それとも早朝で係員が不在だったのか定かでないが入山料を払わなかったように思う。

 何しろ40年以上昔の話なので、どんな登山であったか殆ど覚えていないが、アルバムの写真の様子から天気が良かったのはみてとれる。山頂を踏んだ後下山の道は、今は廃道化した戦場ヶ原の三本松へ降るコースを歩いたと思います。

登山道から中禅寺湖

 男体山山頂

 山頂から大真名子山(左)、女峰山(右)

 山頂から太郎山

 

 2回目に男体山へ登ったのは平成20年7月20日(日)で、男体山の北側に位置する志津乗越林道からでした。この時の記録が私の古いHPにあったので、その概要を下記に転載します。

 

平成20年7月20日(日)   天気=晴れ時々曇り

06:53志津乗越駐車場→ 06:58~07:05志津小屋→ 07:28三合目→ 07:51~07:55五合目→→08:26~08:30八合目→ 08:52~09:17男体山頂→ 09:36~09:38八合目→10:12四合目→ 10:34志津小屋→ 10:41志津乗越駐車場

前日、自宅から熊谷~上武道~大間々町~足尾町を経由して昼頃日光中禅寺湖畔に着いた。菖蒲ヶ浜キャンプ場は既に駐車場が満杯状態。湯元温泉スキー場に拡がる湯元キャンプ村まで移動してテントを張る。

 今回のキャンプ&登山は誕生日を迎えた妻へのサービスの一環だ。・・と言ってる自分が一番楽しんでいるのだが、・・・

 午後は芝生にシートを敷いて缶ビールを飲みながら読書を楽しむ。しばらくしたらお腹が痛くなり、吐き気を催してきた。どうも、ツマミのイカ天ぷらが当ったみたいだ。昼飯も中禅寺湖畔の食堂で、ヘナッとした天ぷら蕎麦を食べたから、普通の人の3分の一しかない私の胃がストライキを起こしたのかも知れない。夕方気晴らしに湯の湖畔を散策したら、少しは気分が良くなった。

 昨夜は、高原の冷気に包まれてぐっすりと眠れた。朝、テントから覗くと青空が拡がっている。朝食を終えテントを撤収すると車で出発する。

 男体山登山口の志津乗越へは、車もすれ違えないような細い林道を遡って行く。所々「悪道につき通行を遠慮して下さい。」と記された看板が設置されている。しかし穴ボコがあったりするが、簡易舗装されたマアマアの道だ。

 案じていたとおり、休日の志津乗越登山口は駐車車両で満杯状態、しかたなく手前の道路脇に車を停める。今日の男体山、妻は初体験。私は20代の頃二荒山神社から一度登っただけだ。

 しばらく歩いて志津避難小屋に着く。遠い昔に泊まった記憶がある。今はログハウス風の洒落た建物になっている。この先から登りになる。この裏男体山登山道は、約10分位の歩程で一合目から順番に標識が建っているので大変わかり易い。

 志津小屋

 二合目を過ぎてガレた涸れ沢沿いに登る。初めて視界が開き、背中に太郎山が大きく聳えている。再び樹林帯に入る。道は所々雨水に侵食され樋状になっている。登山者が多く、それも団体さんで山慣れない風な人達が多いので、すぐに渋滞する。「賑やかで話し声が絶えない。だけどこの人達の足はちっとも前に進まないのだ。」

 二合目のガレ場

 登山道から太郎山

 八合目を過ぎてしばらくすると森林限界を超え展望が開く。傾斜も緩んで九合目から先は、緩やかな稜線歩きだ。山頂の建物も見えている。

 登山道から山頂方面

 やがて巨大な鉄剣が突っ立った男体山頂に到着。その先奥社脇の大きな銅像の所で記念写真と休憩をとる。二荒山神社で入山料500円を払わねば登れない表登山道からも続々登山者が上がってくる。

 男体山山頂

 同 上

 山頂から中禅寺湖方面

 

 「ここでビールを売ったら儲かるなあ」何てつい思ってしまった。360度の展望だが霞んだ大気のせいで遠望は利かない。以前秋に登った時は遠く富士山までクッキリと見えたのだが、

 食事と撮影を終えると来た道を戻る。下山の道も多くの登山者とすれ違う。何十人もの学童達に出くわせた時は「コンニチワ」の笑顔も最後には引きつってしまった。

 降り立った志津小屋には30人程のマウンテン自転車クループが陣取っていた。「よくここまで上がってきたな」と感心するが、降りもあの狭い林道では大変だろう。

 車に戻るとすぐに「竜頭の滝」横の素泊まりホテル「いこいの湯」に直行する。800円の入湯料だが、白濁した本物の温泉が気持ち良い。ここはオススメです。

 お風呂の後は、妻と遊歩道沿いに竜頭の滝を見物。全容を見るのは初めてだが中々の迫力。しっかり観光する。三連休の中日とあって帰りの道も大渋滞、特に華厳の滝辺りがひどかったが、そこを過ぎるとスムーズに走れるようになった。

 竜頭の滝

 遅い昼食を渡良瀬渓谷草木ダム付近の蕎麦屋で食べたが、これが格段に美味かった。店の人に聞くと「週末の昼時にしか蕎麦を打たないとの事」、我々夫婦が食べてる間にノレンを下ろしてしまった。

 もし、この道を通る機会があったら是非寄ってほしいお店です。店名は忘れたが、足尾町へ向け富弘美術館を過ぎた少し先の左側、古い建物だからすぐに判ります。但し、手打ち蕎麦を営業してるのは、週末の昼時だけなのでお忘れなく。・・・・

・・・・このお店、今もやってるのだろうか?

 

コメント
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