Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

月刊誌「山と渓谷」昭和60年4月号を読んでみたら。

2020年03月11日 | 読書

 3月10日(火)

 登山愛好者を対象に、「山と渓谷」という月刊雑誌が発行されている。私をこの雑誌を40年以上も前からほぼ欠かさず購入しているので、当然の如く我家の本棚はこの本で満杯になってくる。

 以前余った雑誌をブック・オフへ持ち込んだけれど、買ってはくれなかった。仕方がないので満杯になった都度、古い物から順に破棄処分している。先日も十数冊束ねて処分したのだけれど、その中で一番古かったのが昭和60年4月号で今から35年以上も前の本です。

 チョット懐かしかったので、捨てる前に読んでみた。雑誌の中には当時の登山界の様子が細やかに書かれているが、今と比べて変ってる事もあれば、さして変化のない事もある。広告欄のネパールやヨーロッパへの山旅ツアーでは、当時と今で旅行代金にさほどの違いは無い。なので物価上昇分を考えれば、当時の方が随分高かったと言える。

 それから当時はネットショッピングなど無かったので、店頭販売以外ではテレフォンオンショッピングで売られていた。装備品の中で今は必携品となっているGPSは存在せず、コンパスの宣伝広告が載っていた。

 冬山用登山靴も今では合成樹脂製が主流だが、当時は本革製が殆どだった。そしてヘッドライトも今のように軽くて明るいLEDライトは無く、単2、単3電池を多く使うゴツイ物ものばかりだった。

 又この頃は街の山岳会が全盛時代で、「全国社会人山岳会100」なる特集も組まれていた。私が当時所属していた会も「山と渓谷」社の取材を受けて、私も記事に載せてもらった事があるけれど、残念ながら山岳会100の中に選ばれてはいなかった。

 後は交友を求める文通欄みたいなものもあり、当時はフェイスブックやライン何ていう便利なSNSが存在しなかったんだなあと時代の隔たりを実感させられる。

 そんな移り行く時代の中で、今でも変わらないのは気高く美しい山の姿と山を愛する心だろうか。・・・・・何て最後はキレイにまとめてみました。

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