3月15日(日)
関東地方にミゾレ混りの雨が降った昨日、東京靖国神社の桜が開花宣言された。コロナウィルスで大騒動の世情には関わりなく、季節は確実に移ろいで行く。
「そう言えば、坂戸市の桜も咲いたんじゃないの?」と妻が言った。妻の言う桜とは正確に言えば、市内を流れる越辺川右岸に在る北浅羽桜堤公園に咲く安行寒桜の事で、川沿いに約1.2キロの桜並木が続いています。
「善は急げ」という事で、さっそく見に出掛けた。世間にはあまり知られていないが、ここは埼玉県では第2位にランクされるお花見名所であるようです。
坂戸市内を流れる越辺川
越辺川左岸にある鳩山農協直売所の駐車場に車を停め、川を渡って公園に着くとグッドタイミングの満開であった。例年ならば桜祭りが開催されて踊りなどのイベントもあり肩触れあうような賑わいなのだが、コロナウィル騒動による自粛で全て中止となり、人出も程良い混み具合でした。
堤防沿いに続く桜並木
桜並木の下では、家族連れや若者グループなどいろんな行楽の人々が、静かに花見を楽しんでいます。シートを広げて野宴を興じるグループも例年に比べれば僅かです。
桜の実をついばむヒヨドリ?
菜の花と桜並木
お祭り中止を知らせる看板
お祭り騒ぎの人混み中で眺めるよりも、もの静かにシミジミと桜を愛でる方が、お花見の趣旨にかなった本来の楽しみ方のような気がします。