燧ケ岳は東に尾瀬沼、西に尾瀬ヶ原を従えて、国立公園尾瀬の中央に聳えるシンボル的存在だ。又2356mの標高は、東北地方以北の最高峰でもあります。その燧ケ岳へは、昭和55年7月13日と平成8年8月2日の2回登った記録がアルバムに残されていた。
最初に登った時は職場の友人M君と二人で前日は至仏山を登り、その夜はギュウギュウ詰めの東電小屋で眠れぬ一夜を過ごした後、翌朝見晴新道から燧ケ岳を登った。
燧ケ岳(紫安岳)山頂
尾瀬沼大江湿原(ニッコウキスゲはまだ咲いていない)
まだ梅雨の時期でもあり山頂からの展望は殆ど無かったように思うが、あまり記憶に残っていない。今では賀状だけの付き合いのM君だが、この時の山の思い出をまだ覚えているだろうか。
2回目は平成8年8月4日に妻と二人で沼山峠から歩き始め、ナダッ窪の急登を経て燧ケ岳へ登った。この時は何か諍いでもしたのだろうか、妻の映った写真が殆ど残されていない。
尾瀬沼大江湿原
燧ケ岳(紫安岳)山頂
この時の山行で印象深かったのは、-山頂から御池へ降る道沿いに広がる熊沢田代や広沢田代の高層湿原で、桃源郷のように美しい所だった。数ある尾瀬のビューポイントの中で、最も私の気に入った場所の一つです。
登山道から熊沢田代湿原を見下ろす
熊沢田代湿原
熊沢田代湿原から燧ケ岳